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患者から見た担当者ガチャって!?

患者から見た”担当者ガチャ”について書いて行こうと思います。
昨年の年始に、”担当者ガチャ”っていう言葉がSNSを賑わせていました。

患者さんたちが担当療法士を選べないことからこんな言い方をされる訳ですが、これでよいのであろうか…。
担当者ガチャとは、ゲームセンターのガチャポンのように何が(誰が)出て来るか分からないことからこの呼び方をされています。


患者さんに何故選択権がないの!?


これは、簡単なお話。


病院の都合で勝手に割り振られるから。
割り振られたら簡単には変更は出来ないと思っていた方がいいです。
合わない療法士でも我慢して受けないといけない事態になります!

…というのが本来でありますが。

安心してください♡
それぞれにDr.などへ交渉して担当変更を申し出るケースがあります。

私は何度か担当変更をしたことがありますし、病院の都合で担当変更に追い込まれた経験もあります。





何で担当変更を申し出るのに躊躇するの?



それは、”やってもらっているから言っちゃいけない”という患者さんの心理が発生してます。
やってもらっている側だから我慢しなきゃいけない、無理を言っちゃいけない、って患者さんが自分自身を追い込んでいくのです。

”先生”と呼ばれることにもあるように、療法士を上に見ている傾向にあるのです。



でも…現在は、上も下もないんですよね。




今は同等なんですよね。
”どこを目指したいのか?”
それの伴走者なんだと思います。



担当変更を申し出るのはいいの?



いいんです。

人だから、合う合わないは当然あります。
合う療法士を見つけれなければ、繰り返してしまうことにもなりかねません。
そうなると、職員やDr.から目を付けられます…(これがとっても悲しいが…)。

ただ、療法士同士の中では色々あると思います。
しかしながら、合わない療法士で無理して受ける必要もないと思うのです。

合う療法士を見つけられない時が患者さんにとって1番ツライと思います。
…いや、ツラいです。



個別担当制ならいい?チーム制だと…?



個別担当制だと、一人の療法士がずっと診てくれます。

よっぽどの長期休職や、新規入職者、異動、退職でもない限り、担当変更はありません。
なので、比べようもありません。
でもずっと一人で診てくれるので合えば、信頼感で受けられますし、すぐに信頼関係の構築は出来ます。

チーム制だと、色々な療法士が関わってくださいます。
それはそれで、色々な療法士を見ることが出来たり、色々な手技を体験出来るメリットがあります。


個別担当制のデメリットって?


歩き方などの変化に気づきにくい。
1人の療法士が見ることで、見方が偏りがち。
合わない療法士でも、他と比べられない。




チーム制のデメリットって?


担当が付いてくれていても、担当の休みと自分の行ける日が合わなくて全く受けられなくなるケースがあり、担当なんて要らないって思ってしまうことになる。

”自分で受けたかったら有休もらって来い”という言葉が出てくる場合がある(チーム制だから、残っている療法士に任せればいいと思われることがある)。




まとめちゃいます。



担当者ガチャは、良し悪しです。
個別担当制がいい人もあれば、チーム制がいい人もあり。
患者さんにとっては考え方は色々ありますが、なかなか難しいことも多いです。
合う合わないはどうしようもないので、そこは療法士さん側で対応して頂くしかなくて。
個別担当制の場合は、”自分が診るんだ、自分の担当なんだ”っていう責任感が芽生えてきますが、チーム制だと難しいかな…と両方を体験してきた私は思います。
休みなら投げればいいや、みたいな感じで、どうしてもうまく行かないことの方が多いです。

担当者ガチャでいい療法士に当たれば幸せですが、そうばっかりでもないです。

患者・利用者側も、療法士側も、お互いに考えながら動かなければいけないな、と感じています。