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僕のワンダフル・ライフで心が震えた日

「僕のワンダフル・ライフ」を観ました。
笑えて面白く心に響く「夢をかなえるゾウ0(ゼロ)」でもおすすめされていた映画です。

「マイライフ アズ アドッグ」や「ギルバート・グレイプ」を監督した「ラッセ・ハルストラム監督がベストセラー小説を映画化したもの。

ゴールデンレトリバーの子犬のベイリーと幼いイーサンとの出会い。
ずっと犬のベイリーの心の声が映画の中で聴こえてくるのですが
「この少年から離れないと誓った」
というところからずっと絆が深まっていきます。

映画の中の語りを一部載せます。

So,in my all lives as a dog, here's what I've been leared.
Have fun,obviously.
Whtaever possible,find someone to save,and save them.
Lick the ones you love.
Don't get all sad-faced about what happened and scrunchy-faced about what could.
Just be here now.
Be-here -now.
That's dog's purpose.

結局、犬としての僕のそれぞれの人生を通して、僕が学んだのはこれだ。
まずは、もちろん、楽しむこと。
できるときにはいつでも、助けてくれる人を見つけて、その人たちを助ける事。
自分が愛する人をペロペロなめてあげること。
起きてしまったことに悲しい顔や
起きうる未来について苦虫をつぶした顔をさせないこと。
そして、ただ、いまここにいること。
いま・ここに・いること。
それが犬の目的というものだ。

どんな話かというのは多くの方が伝えていると思います。

グリーンフォレストの隠れ看板犬のポポちゃんがこちらをじっと見つめてるときの様々な眼の表情。ただ見てるだけでなく、想いを感じるようなまなざしの奥には、ちゃんと思いがあり、その奥深さを映画を通して改めて感じました。


隠れ看板犬ポポちゃん

動物は無垢で、だからこそ可愛く、また人が感じている以上の知覚や感覚があり、人の感情やも雰囲気もより敏感に感じ取ることができるのでしょう。

ベイリーはイーサンの心が少女に会ってときめいたとき「いい香りがする」と言っています。恋をしているふたりからは、いい香り、プレッツウェルやビスケットの匂いと言ったりしています。
悪意をもったり怒ってる人からは、嫌な匂いを感じます。

またよくイーサンや他の飼い主のそばにいて「寂しそうだ」と言っています。
孤独を抱えている飼い主の気持ちを感じて、寄り添って心を傾けて、最終的は、孤独を感じているイーサンのもとに、愛を繋いでいきます。

寂しさという気持ちを感じて、それを慰めたいと感じている犬

映画をみて、初めてこの視点を得ました。

犬は甘えたいときに甘えて、寂しがりやなのかなと思っていましたが、むしろ心の孤独を感じているスペースにそっと
ふわふわとした存在感でいてくれる
「いま・ここに・いる」
ことを犬が思い出させてくれるのだと感じます。

猫も犬も他の動物も人のそばにいて懐く動物たちは、みんな人の見えない心のスペースを温かくして埋めてくれてるのだと思います。

縁があって出会い飼うことになった動物たち

ありがとう。

そして気ままで愛嬌のあるうちの子をこれからもいっぱい可愛がっていこうと感じました。

時がたつほどにじわじわと余韻が残る映画です。
ハートフルで優しさの沢山つまったお話でした。


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