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自然栽培はけっこう手間がかかります

2014年に自然栽培を始めて6年経ちました。

自然農法とか自然栽培についての書籍等から受けた印象というか、農薬も肥料も使わない、耕さない、雑草は人が手をかけなくて育つのだからそのように育てる、といった言葉のイメージから、実際に始めるまでは農薬や肥料を普通に使う慣行農法と比べて作業が少ないのかな、と思っていました。

実際にやってみて、それなりの収穫を得ようと頑張った結果、けっこう手間がかかっています。

農薬を使わない場合、雑草は草刈りが必要です。
梅雨から真夏の草刈りがかなりの重労働と感じています。草が育つのが速いですし、熱中症を避けるために早起きしたり、今年の梅雨のように天気が悪い日ばかりだと、天気をにらみながら作業することになります。
除草しない、という方法もありますが、ひと夏で私の背丈より高い草が生え、ブッシュとでも言った感じになっているのを見て、収量を相当犠牲にすることになりそうと判断しています。

また、病害虫については、自然栽培でも発生します。
出来ることは虫を手で取るとか、助からない株を除去する、替わりの作物をまくなり植えるなりする、といった程度で、後は諦めるといった感はありますが、こまめに野菜を観察し、病害虫の被害が出そうだな、と思ったところで対策をとることになります。

肥料については、多すぎると軟弱になって病害虫被害がでやすくなりますが、一方で、肥料が足りないことによる生育不良でも病害虫被害につながります。
つまり、無肥料栽培だと、肥料が足りないことが原因の病害虫被害も起こり得ます。

収穫した野菜については、多少虫がついていても、形が変でも自分が食べるのに問題ありませんが、虫をとって洗ったり、曲がっているのを調理するには、ちょっとひと手間余計に必要です。ひと手間も、積み重なればバカにならないと感じています。

収量を得るため、ひとつの畝に複数の野菜を育てているため、片方が育ちすぎた場合にもう片方の野菜が負けないように収穫や剪定も行っています。

このような状況なので、私のやり方の問題(欲張りすぎかも?)なのかもしれませんが、自然栽培でそれなりの収穫を得ようとすると、けっこう手間がかかります。

現在は、土がかなり出来てきたと感じていることもあり、作業をやり過ぎないように、いい意味でもう少し手を抜いて栽培しようとチャレンジしているところです。
が、そう思いつつ、ついつい手間をかけてしまうのですが...

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