この場所に、人々に「含まれていない」と感じさせることの残酷さ
Youtubeで何となく動画を見ていたら、突然Emma Watsonのインタビューが流れてきた。
世界的に有名な女優である彼女は、順風満帆な人生を歩んでいるように見えるかもしれない。
だが彼女はこの言葉を、彼女自身がこれまでに経験してきたであろう、いくつかの苦い思い出を噛み締めるように話していた。
その姿はとても人間的で、等身大の悲しさを滲ませていた。
この言葉は、インタビュアーであるParis Leesさんがトランスジェンダーであり、Emma Watsonがそうしたトランスの人々が感じるであろう疎外感について述べる中で語ったものである。
私は、これまで誰かにそのような思いをさせてこなかっただろうか、恐ろしくなった。
きっと、させたことがある。
人は時に、目の前にいる人を簡単に捉え、そしてレッテルを貼る。
「お前はこういうやつだ」
そして、残酷にもその存在を認めようとしないことがある。
人は、世界が自分にとって優しい世界であることだけを望むから。
全ては想像力の欠如から始まる。
自分が生きる世界だけが全てではない。
目の前にいる自分とは違う誰かが
これまでどのように生きてきたのか
何に悩み、苦しんできたのか
何を愛してきたのか
知ろうとすることから、私たちは世界を知る。
まずは知ることから。
私はきっと、これからたくさんの人と出会う。
自分の世界の基準だけで誰かを測ろうとしないように、白紙の自分でいることも忘れないようにしよう。
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