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遊びは自由

『自転車に乗っていれば医者入らず』と
ドイツだったか忘れてしまったが、
そのくらい、自転車は健康にいいようだ。

僕は自転車が大好きだ。
以前はキャンプに行くことが趣味で、
連休があればキャンプに行っていたが、
今では連休があっても自転車に乗って
サイクリングに出かけている。

自転車に乗っているというと、
ロードバイクに乗っていると思われがちだけど、
僕はマウンテンバイクに乗って
サイクリングをしている。

マウンテンバイクはオフロードといって、
基本は山などの舗装されていない道を得意としている自転車だが、僕はその自転車で舗装道路をサイクリングしている。

なぜマウンテンバイクでサイクリングに行くのか理解されない事が多い。

舗装路を走るなら、
ロードバイクの方が良くないかと、
言われることもあるのだが、答えは一つ。
マウンテンバイクが好きだから。
それだけだ。

こういうことを言う人は、
ジムニーを街乗りしている人にも、
同じように感じているのだろうか。
ジムニーの見た目が好きで、
乗っている人もいるだろう。

スポーツカーも
レースに出るから乗っているわけではないだろう。
みんな好きだから、乗っているのだ。

マウンテンバイクはスピードはでない。
僕の場合、平均速度は18㌔くらいかな。
遅い方だろう。

でも、僕は自転車を楽しんでいる。
自分でも自転車に乗る前は、
楽しいとは思っていなかったし、
車での移動で全てを済ましていた。

しかし、自転車に乗り出すと、
少しずつ遠くに行きたくなるのだ。
これは誰でも自転車に乗り出すとそうなるはずだ。

そして少し慣れた頃に、
30〜50kmくらいの距離を走ってみたくなるはずだ。

僕がそうだった。
しかし甘かった。

まずは自分の体力のないことに、
打ちのめされる。
そのくらいの距離を走り出すと、
必ず坂道がある。
いつも車で通り慣れている道が、
坂道だってことに気付く。

坂道で、肺が張ち切れそうになる。
意地を出して降りずに漕ぐもんじゃない。
同時に太ももが悲鳴をあげて、
漕ぐ力がなくなっているから、もう最悪。

おまけにお尻は、毎度サドルに突き上げられたり、
擦れたりで、座ってられないくらいに、
痛いのだ。
もうデタラメだ。

自転車は帰りのことも考えておかないと、
体力がつきました、帰れませんと言うわけにはいかない。

体力も体も悲鳴をあげていても、
自分の力でペダルを漕いで、
家に帰らないといけないのだ。

ここまでの感じで、
自転車の良いところを全く感じないだろうけど、
それでも自転車は乗りたくなるのだ。

以前は、体力がなく行けない距離でも、
少しずつ行ける距離が伸びてくる。
それにつれて、
お尻もだんだん痛まないようになってくる。
(自転車用のお尻を守るパンツもある)

そして、自分の体力で、
ペダルを漕ぎ進む時の、
空気の気持ちよさ。

そして景色をゆっくり楽しみながら、
綺麗な花、街並み、
自然の中を風を切って走ることがとても気持ちいい。

だが一番僕が自転車を楽しめている理由は、
自分の好きな自転車で遊んでいるからなのだ。

自転車乗るならこんな格好をしないと行けないなど、そんなことあるわけがない。
形なんてどうでもいいのだ。
好きな自転車で好きな所に行く。

それが遊びだから。

それで健康にいいと言うのだから、
僕にとって最高の遊びになっている。

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