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2 久しぶりの恋の予感

まさかまさかの彼からの、そんな言葉に

胸がびっくりするくらいドキドキした。

私を綺麗だと思ってくれた…

もう一人の彼の友達も一緒にいる前で、

堂々と、しかも何度も言ってくれた。

こんなに面と向かって・・

私は残念ながら、誰が見ても綺麗だと思われる様な美女では無い

だから、こんな風に言われ慣れていない。

ただ口がうまい人で、リップサービスかな…

でも、何度も言ってくれた。言い方に感情がこもってた。

暗い明かりの店で、夜だったから…

良く見えすぎたのかな…

もしくは私が彼をタイプな様に、

彼も私がタイプ??


でもでもでも…

もう嬉しすぎるよ

嬉しくて仕方ない!


飲み会の話の流れは、

男子メンバーの一人が、流れで私を典型的なアジア人っぽい顔だと言った事を

私は、何だか初対面で失礼な人だと思いながらも、

別にいいやと思って冗談を言って笑いでかわした。

その姿がとても好印象だった。それに本当にきれいな人だと思う。と言った。

きれい、めちゃくちゃキレイ!!何度も見てた。

彼も少し酔っていたからか、感情のこめた言い方に聞こえた。


落ち着いて考えれば、

彼は優しい人で、

男子メンバーの失言の全力のフォローをしているに過ぎなかったのかもしれない。

でも、その時の私は、もう完全に好きになる後押しでしか無かった。


もしかしたらお互い一目惚れなんじゃ無いかと思った。

ときどきそういう話を聞く。

ついに私にもそういう時が来た?!

この瞬間から、さらに

とんでもないときめきが増した。


家に帰ってもドキドキが続く

寝ても覚めてもドキドキする。

彼の事をずっと考えている。

仕事をしていても何をしていても。

四六時中、彼のことを考えてしまう。


主催者同士がメンバーのグループLINEを作ると言ってくれていた。

もしかしたら…

彼から連絡が来るかもしれない。

あんな風に言ってくれたならきっと連絡が来る気がする

希望を込めて、前向きにしかなれない想像をしながら過ごした。

飲み会に行って良かった!!

誘ってくれて本当に感謝!!

帰り道にまたこの3人で飲もうと言って、その日は別れた。

久しぶりのトキメキに足が宙に浮く位舞い上がっていた。









つづき


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