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民芸のうつわ軽考

タイトルはそのまま、民芸のお皿やお碗などについて軽く考えてみた、ということである。ブックオフで民芸の特集をした雑誌を見かけて、どれどれと読んでみた。

考えたことは2つ。
まず、民芸のお皿でご飯やおかずを食べると美味しく感じられるそうだ。最近、デザインがすごく気に入ったご飯茶碗を買って、ご飯をよそって食べていたが、どうも美味しくない。もしかしたら、そのお茶碗は、茶碗が主役になって、本来主役であるべきご飯が脇役になってしまっているのかも知れない。民芸のうつわは、脇役として、自分の役割をわきまえているから、食べ物が美味しく感じられるのだろうか。

もう一つは、民芸のパワフルさについて。デザインは突き詰めていくと、洗練されるのかシャープになる傾向があるように思う。でも民芸のうつわのデザインってシャープとは違う。土着のエネルギーを感じる。私は個人的に、自国、日本のものに洗練は見れどエネルギーやパワーといったたくましさを感じる機会はなかった。そんなわけで、民芸の土着的デザイン(と勝手に呼ぶ)は新鮮だった。

まあ民芸のうつわでご飯を食べてみたいと単純に思った次第である。

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