マガジンのカバー画像

7.建設機械化史総論_第5期(建設機械化協議会)

2
『建設機械化の10年』より『建設機械化史総論』を抜粋
運営しているクリエイター

記事一覧

建設機械化史総論36 第5期(建設機械化協議会の設立趣旨)

(2)設立趣旨の詳細 建設事業は経済の基盤として極めて重要である。すなわち河川事業は農地を保護し、濫漑用水、工業用水を供給し上水道の供給源ともなる。開拓事業、土地改良事業は田畑の造成、増石を司り食糧生産として直接的である。道路、鉄道、港湾事業は交通に不可欠の事業で新設維持の良否は直接間接に影響が大きい。また都市計画、住宅等の事業は都市復興事業の中核である。その他砂防、林業、漁港等いずれも生産に直接

もっとみる

建設機械化史総論35 第5期(建設機械化協議会)

1.5.3 建設機械化協議会
1. 建設機械化協議会設立動機 前にもちょっと触れたが我々は建設機械の性能の向上機械化施工法等の研究建設機械化の普及・宣伝・啓蒙等を行うために母体を求めていた。それが建設機械工業会の育成建設機材研究会の設立となったのであるが、いずれも意図通りに動かず我々だけの間では建設機械化運動の中心機関の構想について展々話合っていた。普通考えられる方法としては次の通り3つある。

もっとみる