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ブラック企業歴25年の私が今こそブラック企業との向き合い方に結論を出そう!

 前回の記事で「HPホームページ作りの仕事を取ることができた」という報告をさせてもらったが、27日に依頼してくれた社長さんと一緒に現地の撮影に行くことになっている。
 どうせなら、その時に先方の作りたいHPのイメージとか載せたい文言とか、ざっくり聞いてから作成に取り組んだほうがいいだろう‥と思い、今は実家(東京)にパチンコの出稼ぎ中だ。ちなみに交通費は往復で3万円(笑)

 「またそんな面倒なことを」と思うなかれ。パチンコ店の店選びは勝敗を左右する最重要項目だ。行く店と行く日付さえ正しい手順を踏んでいれば、パチンコはほぼ確実に勝てる。当面HPづくりでパチンコに行けないから、最も確実に勝てる手段を選択したのだ。
 そして、東京に来た目的はもう一つ。貢物(お土産)を社長さんに買うためだ。この貢物戦略というのは、意外と馬鹿にできない。だって先日こっそり設置した盗聴器で社長が「東京ばなな食べてー」って言ってたもの‥‥盗聴器!?※この物語は「ある程度」フィクションです

 そんなこんなで、自分の行動や稼ぎ方、対人関係の構築諸々を全て自分で決定できるフリーランスの醍醐味を、十二分に楽しんでいる。※盗聴器の設置は犯罪です

 だが、ふと思うのだ。こうしてフリーランスとして生き延びていられるのも、結局は過酷な環境で働き続けてきたからだ。特に体力的な部分では、こき使われてきた事に今では感謝すらしている。

 という訳で今回は

シン・ブラック企業とは

について考えてみたい。
 私はブラック企業鑑定に関しては「ブラック・ゴールド・プロデューサー」の等級を持っているが、さらなる高みである「ブラック・ダイヤモンド ・ダイレクト・ディストリビューター」を目指して、研鑽に励んでいる。⇐ア◯ウェイ?アム◯ェイなの!?

 過去に何回かブラック企業の特徴について書いてきたが、長いスパンで考えれば、完全にブラックな環境を避け続けるのはむしろリスクであると思うのだ。
 そういう人生全般を考えた上での、真のブラック企業についてのある程度の結論が出たので、その辺をだらだらと語っていきたい。
 ちなみに何のエビデンスもない。無名ブロガーの特権である「個人の主観のみ」で書かれた記事であることはご愛嬌でお願いしたい。


まずはホワイト企業の定義から

 では早速本題に入ろう。
 ブラック企業と一言で言っても、給料の高いブラック企業もあれば安いブラック企業もある。そして離職率が高いところだけが、ブラック企業なのかと言えば、そうでもない。勤続30年とか訳の分からない奴らが多いほうが、実はよりブラックだったりもする。
 本当にブラック企業は多種多様なのである。

 だからまずはホワイト企業の定義を先にしてから、その逆がブラックなのだと考えるのがベストだと思う。
 私が思うホワイト企業の定義をあげてみよう。

  1. 大企業である

  2. 社員の平均年齢が若い

  3. 給料が高い

  4. 社内の雰囲気とかは正直どうでもいい

こんなところだろうか。
 順を追って説明しよう。まず1番だが、大企業のほうがコストをかけて教育してくれたり、いろんな会社の人と知り合う機会を作ってくれたりするので、得することは多いのだ。人脈づくりは転職するにも独立するにも、メチャメチャ重要だぞ。
 そして若い人が付加価値を多く作ってる会社の方が、すぐに潰れずに生き延びる確率が高い。
 更に給料が高いほうが優秀な人材に出会える確率が飛躍的に上がる。
 4番はおまけで書いたのだが、1~3番の条件が揃ってる上に社内の雰囲気がいいなんて、そんな企業あるわけない(笑)。年収が高いということは人一倍業績に拘る会社なのだから、ピリついていて当たり前なのだ。


結局一番のブラック企業条件って・・

 ではここからが、今回のテーマであるブラック企業の定義だ。シンプルに「ホワイト企業ではない企業」がブラックと考えるなら以下の通りだ。

  1. 中小企業である

  2. 社員の平均年齢が高い

  3. 給料が安い

 まあこうなるよね。
 中小企業がやむなしだとしても、やはり社員の平均年齢が高い企業には問題が多い。毎年従業員数を増やしていない限り、若い人達の離職率が高い事と同義だからだ。

 そして給料が安い会社は、全てとは言わないが、ブラック企業の可能性は極めて高いし、一番の問題企業だ。これははっきり言って日本の体質が悪い。その部分を掘り下げていこう。


法律よりも上位概念にある「社会的合意」

 例えば1000円の商品を万引きしたら警察に捕まると思うのだが、日本では1250円の残業代を払わなかったとしても、法には触れるが捕まえないという合意が社会全体で成り立っている。アメリカやフランスだったら普通に刑事罰なのにだ。
・・・・
サービス残業ってマジで万引きと一緒だよな。

 日本って本当こういうの多い。自衛隊はどうみても軍隊なのに「軍隊ではありません」。パチンコも誰がどう見ても換金行為してるのに「パチンコ店では直接現金を渡してません」‥まあそのお陰で私は生き延びてるわけだが。

 こういう法律で触れたとしても、社会的合意で違法行為を許すというのが割と暗黙のルールとして日本には存在する。
 そして社会的合意の一つとして「人件費を安く使う経営者が優秀」というよく分からないルールが存在しているのが現実なのだ。


安い給料で働かせる経営者の本心

 つまりだ。ブラック企業の判定は色々あると思うが、シンプルに「給料が同業他社と比べて安い」という一点をブラック企業と認定するのが分かりやすいのではないか。
 他のブラック条件は甘んじて受け入れるのが、ベストだと思う。全ての条件を警戒していたら、たぶん入れる会社がなくなる。

 安月給の企業がブラック率高めなのは、もうどうしようもない。違法に安く働かせることを国が肯定してるんだから、手の施しようがない。そりゃあ経営者も
「遵法意識が低く、それを自覚しながら改善する気もなくアンフェアな競争をして、私利私欲のみで動く」
こんなアホばかりになるよ。

 そういう奴らは、自分の給料は死んでも落としたくない。だから従業員に対して
・サービス残業の強要
・年俸制への切り替え(時給無視で長時間労働させるため)
みたいな事をやりだす。
 もっと質の悪いケースだと「君は貴重な人材だから来月からウチの役員として頑張ってもらいたい」(※役員報酬は例え0円でも法的に問題ないのだ!)とか言って、ガチの奴隷扱いする経営者もいたりする。

 「仕事内容が楽そうだから」みたいな理由で安直に安月給の会社を選んでると、大変な事になるよ。

3年後『コ‥コロジデ‥クデ‥』⇦異形のモンスターにされた奴がいう一番悲しいヤツ!!


安月給以外のブラック企業ならむしろ一度は経験しとけ説

 とはいえだ。ブラック企業を恐れ過ぎるのも問題だ。
『水清ければ魚住まず』なんて諺があるが、ある程度の汚れの中で生きていないと、変化や失敗への耐性がどんどんなくなってしまう。

 AIのシンギュラリティ化、ウ◯ライナ紛争による食糧不足、そして567騒動・・本当に10年、20年後も公務員は今のままの公務員で、大日本図書は20年後も学校の教科書を発行し続けて安泰だと思う?

 そんな訳はない。私が住んでる岩手県なんて5年後には宮城県岩手市確定だろうから(もう死ぬほど怒られろww)、岩手県内の地方公務員なんて全員クビだ。そして大日本図書は10年後にはコミケで薄い本を出してるに決まってるww

 今のホワイト企業が、この先もホワイトで有り続ける保証なんてどこにもない。であれば、給料が極端に安い以外のブラック条件であれば、あまり警戒しすぎずに受け入れた方が良いのではないだろうか。

 特に給料が高い会社は、先述したが優秀な人間が集まる可能性が高い。
 別に一生そこで働く必要はないのだから、優秀な人間のマインドを学んだり、コネクションを築いておくには、ブラック企業はうってつけの場所だと思うのだ。


最後に

 という訳でとりとめのない話をだらだらしてしまったが、まとめると以下の2点だ。

  1. 数あるブラック企業条件の中でも安月給の企業だけはやめておけ

  2. それ以外のブラック条件なら、人生というスパンで考えたら一度は経験しておく事はむしろプラスに働く

 2番に関しては、今はスマホの録音技術も発達しているので、ハラスメントにあったらすぐ労働基準局へかけこめば良いだけだ。そういう経験すらも、あなたの貴重な財産となる筈。だから恐れる事など何もない。

 一生の間ずっと労働環境の悪い職場を避け続けるなんて不可能だ。避けられないのならば、ブラック企業を将来の夢を実現する為の階段と思えるかどうかが、重要だと思うのだ。

 私の場合起業には興味なかったが、「自由になりたい」というのは小さい頃からの永遠のテーマだった。そのテーマが期せずして叶った訳だが、劣悪な環境で踏ん張っていたからこそ、会社を紹介してくれるような上司に恵まれ、会社の社長にしれっと現場撮影に同伴してもらえるようなコミュニケーションスキルが身についた。
 今となってはパワハラしてきた奴や、ロビー活動ばっかりしてた奴らにも感謝と愛情しかないと言っても過言ではない(過言!!)

 だから難しいことを考え過ぎず、少しでも自分の目標に繋がる可能性を感じた企業ならば、「おらあっ!」って飛び込んでしまえ。どんな結果であれ自分の気持ちを偽ってさえいなければ、いつかきっと正しい選択だったと思えるはずだ。


サポートして頂ければ私のモチベが500倍に上がります(だから何なん?www)。こんな私をサポートしてくれるあなたは、心底良い人なのですね😊