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「観葉植物」という言葉には、どうして“観る”という字があてられているのでしょうか。

GREEN by MOTD CONCEPT.


「観葉植物」という言葉には、どうして“観る”という字があてられているのでしょうか。


わたしなりに掘り下げてみると、わたしたちがお客様にお届けしたい想いととても重なることに気付いたので、
今日はこれをGREEN by MOTDのコンセプトとして
わたしが個人的にとても好きな星の王子さまの素敵な台詞と絡めつつ
ちょっと深いところに触れながら、ちょっとロマンチックに。
GREEN by MOTDが心がける、グリーンのある暮らしをお伝えできればなと思います。


話を戻しますね。
「観葉植物」
日本語というのは、同じ読み方でも意味が違ってくる言葉が多く存在します。
それは“見る”と“観る”でも、似ているようで大きく変わってくるのです。
“見る”は、主に視覚から情報を得ることを指します。それは何気なく、意識せずとも視界に入る、そのような意味を持ちます。
それが“観る”になると、意識して見る。になるのです。
「そこにある植物に目も心も向けて眺める」
観葉植物という言葉には、ただのジャンルに名前がついた以上の意味を感じてしまいます。
GREEN by MOTDも意識をして、グリーンを見ていきたい。そしてそれをお客様にシェアさせていただきたいのです。

何気なく視界に入って“見”たグリーンに心を奪われ
自分のテリトリーに迎え入れたグリーンを意識して“観”て、眺め、観察して
いつもより注意深く“視”るときには、その日の様子を触れて、感じて、“診”てあげる。
そうして元気がない様子なら世話をして、“看”てあげる。

そうするとグリーンとの間にあなたとの信頼関係が生まれ、深く知り合うことができるはずです。


星の王子さまの本の中でキツネは王子さまに言います。
「懐かせたもの、絆を結んだものしか、ほんとうに知ることはできないよ」と。

声も発しない植物と“分かり合う”のは難しいと感じるでしょうか。
植物は、あなたがしてくれることに必ず応え、教えてくれます。
それは手を尽くせば元気にもりもり成長する。という応え方だけではありません。
グリーンは、あなたがしてくれたことが合わなければ葉を変色させたり、グッタリしたり、
枯れてきてしまったりというサイン(声)をくれます。
逆にあなたの接し方、優しさが心地いい場合は、次々とみずみずしい葉を開かせて、背を伸ばし
あなたのお部屋を輝かせてくれるのです。

植物には生き方があります。日々の変化に敏感だったり、あなたの居場所に溶け込むように順応してくれたり。心地のいい日当たりで、輝くように生き生きとしていたり。
そうした関わりを重ね、その子の個性を、そしてあなたの生活リズムを互いに深く知り合うことができた時、
その時にはきっと絆が生まれ、(たとえその子がお店に行けば並んでいる、よく見るグリーンだとしても)あなたにとってたった一つのかけがえのないグリーンになるのだと思います。

そう、キツネが王子さまに伝えた
「キミがバラをかけがえのないものにしたのは、キミがバラのために費やした時間だったんだ」
という、このメッセージのように。


わたしたちGREEN by MOTDは、そんなグリーンとの絆をお届けしたいと願っています。
それはお客様のもとへお届けしてすぐに感じていただけるものではないかもしれません。
ときめいたグリーンとの生活をスタートさせ、今までのルーティンの中に“グリーンとの関わり”をプラスする。
自分の時間を少し、捧げてみる。
絆はきっとそうした毎日の積み重ねの中で時間をかけて生まれた関係性であり、
だからこそ深く知り合うことができるのだと思います。

日々の生活の中で自分の居場所の中にあるグリーンが、毎日の風景に馴染んで溶け込んでいく姿を眺めると
そのグリーンがきらめかせてくれているかのような空間が嬉しくなり、なくてはならない大切な存在になるはずです。

捧げた時間に応えてくれるグリーンによって
“グリーンとの関わり”が、“グリーンとの関わり合い”になる。

そしてそれがお客様の日々の中のささやかな喜びや、心の透き通り、潤いに繋がっていくことを願い、心を込めて接したグリーンたちをお届けさせていただきます。


きっかけを頂けましたら幸いです。
GREEN by MOTDを、どうぞよろしくお願い致します。

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