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58. 不動産とわたし。真上の部屋が980万円で売りに出された時の話

突然ですが、新しいテーマでnoteを始めます。
というわけで、心機一転、新しい自己紹介を。

はじめまして。Greenと言います。親子留学をテーマに細々と記事を書いてまいりましたが、帰国して1年半も経ち、記憶がおぼろげになったり、おおむね書きたかったことは書いたりして、投稿が続かなくなってしまいました。

何かしかnoteは続けていきたいのだけど、何書こう? そんなこんで逡巡してはや数ヶ月。ようやく、新しい仕事に関することを書こうかな、と思いたちました。
それが、「不動産営業」のこと。

今日は自己紹介がてら、どうして私が不動産に興味を持つようになったのか、という14年前のお話を書いてみます。

当時わたしは東京ドームから歩いて10分ほどの閑静な住宅街に住んでいた。5階建てのマンションの3階。ベランダが広くて、高台にあって、見晴らしが良くて、日当たりが良くて、角部屋で、30平米以上あって、とっても気に入っていた。これだけ聞くと、とっても素晴らしい部屋みたいに聞こえるかもしれないけど、当然悪い点もある。

部屋に洗濯機置き場がなく、洗濯するには屋上まで行って、コイン式の洗濯機を使う必要があった。今考えると最悪だけど、当時はメリットの方が上まっていて、最悪だとは思ってなかった。幸せなやつだ。

さらに、キッチンはげき狭で、古いタイプの電熱コンロが1個しかなく、超火力弱くて、パスタなんて作るの至難の業だった。これも、「キッチン狭くてこんなとこいや」とはならず、キッチン狭いけど、その代わりお部屋の方が広くてうれしーと思ってた。なんか、今振り返ってもわたしの視点、謎に明るいな。

そんなこんなでとても気に入っている部屋の、真上の部屋が、ある日売りに出された。確かマンションの前にノボリみたいな旗が立ったんだと思う。それでチラシがあったのかな?よく覚えていないけど、とにかく私の部屋が305号室で、その上の405号室が売りに出された。値段は980万円だった。

それまでわたしは”一生賃貸派”を自認していたから、「家を買う」という発想が一ミリもなく、東京で家を買うといったら「何千万円もするもの」というイメージしかなかった。当時はワンルームを買う、という発想もなかった。多分今ほど「ワンルームマンション投資」みたいな言葉もなかったんじゃないかな。

それで、え? 980万円でマンションの部屋、買えちゃうの!?と驚いたわけです。

だってさ。わたしが借りていた305号室の家賃、月8万5000円だったのよ。8万5000円を12カ月払ったらさ、102万円でしょ。当時私そこに9年も住んでたのよ。9年よ? 102✖️9イコール、、、918万円じゃん。ほぼ980万円みたいなもんじゃん。買えちゃうじゃん、買えちゃってたじゃん。もしかしたら買えちゃってたじゃんこれ。自分のものになっちゃってたかもしれないじゃんこれ。
え? え? えーーー? ってなったわけです。

そのくらいその部屋をえらく気に入っていて、ずっと住みたいな、と思っていた。
すかさずわたしは、福島県に住んでいるという大家のおばあさんに電話した。(※今思えば管理会社いたはずなんだけど、何かのタイミングで大家さんと直接やりとりすることがあったので電話できる関係だった)

「この部屋、売ってくれませんか? わたし買いたいんです」

・・・詳細は忘れちゃったけど、大家のおばあさんは売ってくれなかった。きっと年金的な、毎月8万5000円入ってくる貴重なお小遣い源だった、のかな? 知らんけど。

それがきっかけでわたしは不動産投資に興味を持つわけです。980万円で、1000万円以下でお部屋が買えるなら、いっちょ私も買ってみようと。私も福島のおばあさんみたいに、将来毎月8万5000円入ってくるといいなと。

もちろん、知識としての不動産投資についてはある程度のことは知っていた。わたしは20代で金融のマネーサイトの編集などをしていたことがあるので、ファイナンシャルプランナーの資格も持っていたし、2000年代初頭に流行ったロバートキヨサキの「金持ち父さん・貧乏父さん」シリーズもけっこう読んでいた。

だけど、自分の部屋の真上が980万円で売り出され、それがほぼ自分が払ってきた家賃と同額だったと知った時のインパクトたるや!

そんなこんなで、わたしは不動産投資の勉強を開始し、いくつか投資をしいくつか売り、自宅も自分で注文で建てた。そして仕事では不動産のWEBマガジンの編集業務に携わっていたりもし、いろんなブランクがあり、今、不動産仲介営業として、家を売る仕事をしています。

なので、親子留学の話はいったんおしまいにして、個人的な不動産の体験話や、仕事で知った・感じた不動産のことなどを書いていこうかな、と思っています。

それでは、また♪

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