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植物力をくらしに活かす「緑の医学」

-引用-

西洋医学のここに問題あり!

現代医学は人間を精密な機械と見なして、特定の症状に対し標準的な治療や処方を施すことだけに専念し、病人そのものに対する眼差しよりもいかに病気を攻撃し排除するかといった、いわば機械部品の修理や交換的な発想でやってきました。

しかし、人間は物ではなく、各臓器がバラバラに機能しているわけではありません。また患者も単に延命だけを求めているのではなく、生活の質(QOL)の向上を望む存在でもあることから、機械を修理する発想では本当の健康は得にくいことがさまざまな面で明らかになってきました。

それと共に、現代医学への過信や依存から、かえって患者自身の生きる意欲や自然治癒力を低下させてしまう恐れがあることも指摘されるようになってきました。

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どの本を1番最初にしようか迷ったけれど、今自分が夢中になっている分野がいいかということでこの本にキマリ。

きっかけは半年くらい前、オーストラリアから帰国後にいつもの大好きなカフェに行って、そのカフェの方からおすすめされた一冊の本。
それはこの本じゃないんだけど、(違うんかい)
そこから東洋医学や植物療法に興味を持ち始めたの。

学んでいくうちに、わたしがやりたいのってこっちだなってビビビッときた。

看護師時代は思いっきり西洋医学ど信者だった、というかその他の選択肢を知らなかったし信じてなかった。だからどこか悪いところがあったらすぐ薬飲んだ方がいいと思ってたし、病院に行ったほうがいいと思ってた。
その一方で、病院に行って何時間も待って診察室に入っても10分くらいの診察で薬を処方されて終わりだから、医者に診てもらう必要があるかの疑問もあった。どの先生も目の前の患者よりも検査の結果や記録や処方のためにパソコンばかり見ていて、話を聞かないし目も合わないとかってよくあることだよね?

医学には西洋医学と東洋医学がある。
西洋医学は脳、心臓、胃、皮膚とか人間をそれぞれの臓器で分けて診ていて、バイタルサインや診察の所見や検査の結果を重視する。
だから仮に胃が痛いってなったら、胃の中をカメラで見たり写真を撮ったり何を食べたか聞いたりして胃だけに注目するのが一般的。そして胃痛に対して胃薬を処方するいった対症療法になる。
日本の医療は西洋医学だから各臓器に分かれて専門の先生がいて、どの科の先生もその科のスペシャリストなんだけど、皮膚科の先生は皮膚しか診れないし眼科の先生は眼しか診れない。だから心の状態を診ることができるのは心の専門家の精神科とか心療内科。でも気持ちが不安定になった時、そういうところに罹るのはちょっと勇気がいるし抵抗があるよね。

一方で東洋医学でいうと、医者はその人の全身の状態と心の状態、人それぞれの個性を大切にして、身体と心のバランスを上手くとれるようにサポートする。身体のどこか一部分に着目するのではなくて、目の前の患者が全体的に良好な状態であるかを診断する。心と身体は繋がっているから心の状態が原因で身体に症状が出ていることがある。ストレスやトラウマが胃痛という症状として現れている可能性があるから、そのストレスやトラウマがどこからくるのかを探る、その症状を引き起こしている根本原因を突き止めてそこにフォーカスを当てて治療する。原因を治さない限りは必ず再発するから原因にアプローチする。だから東洋医学では患者さんの話を聞くことが大切。パソコンよりも目の前の人に向き合う。

医療が進歩してどんなに素晴らしい薬や手術方法が開発されていったとしても、薬や手術では治らないものってある。西洋医学ももちろん必要な医療なんだけど、人間は機械ではなく心があって心と身体のバランスを保ちながら生きている生き物だから、西洋医学だけでは健康を得ることは難しい。
どんな薬も効かないほどの頭痛やアトピー、睡眠障害、アレルギー。そういった症状を抱えている人って意外とたくさんいると思っていて、それらを治せるのが東洋医学なんだって思う。
そして自分の身体を一番よく知っているのって自分だから、自分が自分にとって一番の医者になれる。
よくお年寄りになったら主治医がいて、血圧が高かったら高圧薬を出されて、採血の結果が悪かったら糖尿病やコレステロールを下げる薬を出されてまた1ヶ月後に来てくださいね、なんてよく聞く話だけどさ、よくよく考えてみたらたまに行く病院の先生はその人のことはそんなによく知らないよね?どんな食生活をしているのか、1日の生活リズム、住んでいる環境、運動の頻度や内容、どんな人たちと交流しているのか、どんなふうに思って毎日を過ごしているのか、どんなことに不安やストレスを感じるのかとかとか。その全部を知らないその医者から出されたよくわかっていない薬を毎日飲み続けて、自分の健康をその医者に丸投げするのって結構怖いことじゃないかな?自分の健康にはある程度自分で責任を持つべきって思う。

人は体が資本。健康であることって当たり前すぎてどうしてもそのありがたみを忘れてしまっていて、病気になって初めて健康であることのありがたみを感じる。
だから一人一人がもっと自分の健康に関心を持つべきで、病気にならない生活を心がけたり自分で自分を治癒できるようになったらいいと思うんだ。
でもやっぱり自分だけではどうにもできない心の傷とか考え方の癖とかそういうことがストレスとなって身体の症状として出てくることがあって。自分だけではどうしようもできないことってある。そういう人にとっての相談の場がもっともっと病院のようにたくさんあったらいいなって思っていて。そのうちの一つにわたしがいて、わたしがそういう人たちをサポートできるようになるのが今の将来の目標です。

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