物語「GreatesT’rip Jum”V”oyage」17-4 okujyou jum'v'oyage『急』(玖)-4
(前回 GTJV17−3)
ひとりでも。
私はいつだって、どこにでも、旅することができる。
そして、それを知った上で、いや、知ったからこそ私は変わらない日常に帰るのだ。結局のところ、今を変えることができるのは、自分だけ、だから。
わかってはいたんだけどね、前から。
そして遠い未来、ここではないどこかでまた、ミノルに出会うことがあるのかもしれない。その時に何度も何度も練習を重ねた、演技まじりじゃなくて、本当に心から、はじめての喜びを、伝えられますように。
だから、もうやめ