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『遠野のザシキワラシ』



 岩手県遠野市にある早池峰神社では、4月29日にざしきわらし
祈願祭が行われている。
 昭和58年(1983)新潟の事業家が早池峰神社に
行った際、帰り道の途中で自動車の後部が重くなり、不思議に思って、
家に帰って宗教的職能者に祈祷をお願いしたところ、そばのミコにザシキワラシが憑依し自らの由来を語ったという。自分は早池峰神社のザシキワラシで、当分の間この家に住まわせてもらうために車に乗ってきたのだという。
ザシキワラシがいる御蔭で会社は次第に繁栄した。
 その後、早池峰神社でも社殿の大修復が行われ、その完成を機に毎年4月29日に「ざしきわらし祈願祭」を催し、希望者にザシキワラシの人形を授与するようになった。


 去年とその前の年に早池峰神社に行ってきた。人形は5年前から予約していて、祈願祭の当日にいただけた。
 ザシキワラシをみたくて、岩手の宿や山形の宿、遠野の宿にも宿泊した。
これまで30回くらいザシキワラシ宿に泊まって、3回ほどザシキワラシを見た。
 もちろん経験もしていて、布団の上に体をゆすられたり、髪の毛をさわられたり、誰もいないのに襖を開ける音や廊下をピタピタと歩く音や、オーブが飛ぶのを肉眼でみたりもした。
 昔話にでてくる想像上のものではなく、ザシキワラシは本当に実在している。また機会があればザシキワラシ宿に泊まりに行きたい。


写真が座敷わらし祈願祭でいただいた人形

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