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犬が生まれ持ったものと学習した行動とは

「愛玩動物飼養管理士」で勉強した中での動物の【生得的行動】と【学習した行動】について書いていきたいと思います。

どうも、愛犬家の「ちーさん@勉強中」です。

なんだか漢字ばっかりで難しそうに見えますが、そんなことはなくて動物と暮らしてる人なら、面白いと思ってもらえるんじゃないかと思います。

また最後には、そこで知ったことを我が愛犬で実際に体験談もあるので、最後まで読んでもらえると嬉しいです。


【生得的行動】とは


簡単に言うと「生まれつき」のものです。

例えば猫がカサカサとした音を聞くと、音の方向を向いて姿勢を低くして身構えたりする行動のことです。

私が面白いと思ったのが、犬が前半身を低くして「オテ」のように片前足をあげるのは、飼い主さんに甘えたいときに行う行動のようで、これも生得的コミュケーションのひとつだということです。
(私は愛犬たちにしてもらった記憶がないのですが)

このように【生得的行動】とは生まれつき持っている行動で、行動の多くの部分を占めています。

では、次は【学習した行動】です。

【学習した行動】とは

これは【生得的行動】とは別に生まれてきてから、外部環境から学んで身につけた行動、まさに学習ですね。

その中には飼い主さんがトイレや家の中のルールなど、しつけて覚えさせようとするもののほかに、自分で学習するものもあります。

例えば、外の雷の音を初めて聞いたときはビビってご飯も食べれずにいたような子も、よほど大きな音でもない限り気にしなくなったり。
こういう音がしても自分に何も危険なことが起きないことで学習していきます。
これは「慣れ」という学習です。

この【学習】には有名な「パブロフの犬」のような条件付けなど色んな方法があります。
長くなってしまうので、いつか別に【学習】について書けたらなと思います。

【成熟】とは

犬を飼い始めたとき、しつけ本を読んだりネットで勉強しました。
そのとき少しでも早く教えないと、癖がついたり歳と共に、なかなか覚えが悪くなるというのを知りました。
それはそれで本当のことだと思いますが【成熟】というものもあります。

【成熟】というのは、成長ていくことで神経や筋肉ができあがり肉体的に完成されることです。

あんまりに小さいうちは学習が足りてないからできないんだと考えこんだときに、「まだ成熟してないからできないんじゃないか」ということも頭の隅に置いて欲しいなと思いました。
成熟すると自然にできることも多いそうです。

我が愛犬たちは・・・

【生得的行動】のところで、犬は「オテ」のようなポーズで飼い主に甘えるも生まれ持ったものだと書いたのですが、もうひとつ私が面白いと思った【生得的行動】があります。

それは「目配せ」です。

箱を2つ置いて、その1つに食べ物などを入れておくという実験をしました。

犬に「目配せ」をするとすぐにどちらの箱に食べ物が入ってるのかわかったそうです。
チンパンジーにも同じ実験をしてみましたが、気づくことができなかったそうです。
また、祖先を同じにする狼(人に飼育された狼だそうです)に同じようにしてみても理解することはできなかったそうです。

ですが生後数週間の子犬でやってみたところ「目配せ」を理解したようで、そのことで犬は生得的に「目配せ」を理解し、その行動は人間に犬が飼われるようになってから獲得したものがわかりました。

というわけで、これを面白いと思った私は同じように紙コップの中にオヤツを入れて2頭に愛犬に実験してみました。

結果は・・・・、


惨敗。

どちらも私の「目配せ」をちっとも理解してくれませんでした。

本当の実験にはもっと厳密な手順でもあったんでしょうか。
みなさんの家のワンコたちはどうでしょうか。
1度、やってみてはどうでしょう。

今回は以上です。

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