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【プロレスとは?】初心者にもわかりやすく解説~格闘技でありながら観客を喜ばせるエンターテイメント~

はじめに



皆さんは、「プ女子」という言葉を聞いたことがありますでしょうか?

 

最近デビューしたアイドル、「日プ女子」ではないですよ!

プロレス好きの女性を「プ女子」と呼びます。

 

プロレスと言えば男性が熱狂するイメージが強かった試合会場も、最近は観客の3割以上が女性ということが珍しくありません。

 

日本のプロレス界は今、かつてないほどの盛り上がりを見せているのです。


なかでも新日本プロレスは海外進出も果たし、2019年7月期には初の売上高50億円を突破。しかも、2020年1月には東京ドームでプロレス史上初の2日連続興行が行われました。

あのキャパ4万人以上のデカいドームで2日間連続……!?と考えると、いかにプロレス人気に拍車がかかっているかお分かりいただけると思います。

プロレスに関する知識がなくても、力道山、ジャイアント馬場、アントニオ猪木さんなど、顔や名前は知っている!という方もいますよね。

「プロレスってそんなに人気なのか!でも、ルールが全くわからない…!!」

そんな方へ向けて、今回は「プロレスとは」をテーマに、プロレスの歴史、日本のプロレス業界、ルールなど、初心者の方にもわかりやすく解説していきます。


プロレスとは

プロレスとはプロフェッショナルレスリングの略称で、リングの上で行なわれる格闘技でありながら、観客を喜ばせるエンターテイメントでもあります。

鍛え抜いた肉体を持つレスラー達が、四角いリングの中で打撃・投技・関節技などを繰り広げる姿は、時に笑いを生み、そして緊張感を含み、感動を与えてくれます。

簡単にルールを説明すると、投げ技や打撃技、締め技、関節技などをリング上で繰り出し、対戦相手をギブアップさせるか、相手の両肩をマットに押し付けて3カウントのフォールをすることで勝者となります。

プロフェッショナルレスリングは、和製英語の「プロレス」として親しまれるようになり、日本全国に広まりました。海外でも、プロレスという単語は日本独自のプロフェッショナルレスリングとして認識されています。

日本のプロフェッショナルレスリングの歴史は意外に古く、なんと1860年の横浜開港がきっかけこの頃から大相撲の力士が横浜巡業をすると、その度に外国人レスラーやボクサーの挑戦を受けて異種格闘技戦を行なっていたのです。

1883年には力士が巡業中の横浜から脱走。アメリカに渡ってソラキチ・マツダという日本人初のプロレスラーになりました。

また同時に脱走した力士の浜田庄吉はアメリカでプロモーターに転身。1887年には外国人のレスラーとボクサーの一団を率いて帰国し、日本初のプロフェッショナルレスリング興行を行いました

しかし、その後の日本ではプロフェッショナルレスリングはなかなか普及しませんでした。1929年には大日本レスリング普及会が発足したものの3か月で解散しています。


その流れを変えたのは、有名なプロレスラーである力道山


もともと日本の力士だった力道山は、戦後アメリカでプロフェッショナルレスリングの修業をすると1953年に日本プロレスを立ち上げました。

当時はテレビ中継が始まったばかりということもあり、ショーとしてのプロレスは大人気に。力道山が外国人レスラーを倒す姿に敗戦国の日本国民は熱狂しました。

そして力道山が亡くなると、東京プロレスや国際プロレス、新日本プロレス、全日本プロレス、全日本女子プロレスなどが続々と登場。プロレスはさらに発展していきました。

海外にも日本のプロレスのファンは多く、試合観戦のために来日する人も少なくありません。日本のプロレスは、豪快な技だけでなく攻防のための細かい技術が盛り込まれているため、目の肥えた海外の格闘技ファンにも人気があります。

プロレスの試合は各団体が主催していますが、団体を統括する協会やプロになるためのライセンスは存在しないため、誰でもプロレスラーを名乗ることが可能です。このため、現在は日本国内に1,000人以上のプロレスラーがいるとされています。

おわりに


今回は、「プロレスとは」をテーマにご紹介しました。

もう今では、「男性だけが観戦するもの」ではなくなっています。

格闘技でありながら、エンターテイメント性を兼ね備えるスポーツはめったにありませんよね。

プロレスは観客が一緒になって作り上げていくスポーツでもあります。

この記事を読んだ皆さんも、ぜひプロレスに興味を持っていただければと思います^^

では!次回の記事もお楽しみに。


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