【究極のエンターテイメント】意外と知らないプロレスの勝利条件とは??
皆さんいつもご愛読ありがとうございます。
プロレス大好きプロレスマニアです。
本日は、意外と知られていないプロレスの勝敗のつき方について解説いたします。
*試合形式
まず、プロレスは様々な試合形式によって行われます。
試合形式は、シングルマッチ、タッグマッチ、トリプルスレットマッチ、ハンディキャプマッチ、デスマッチ、バトルロイヤル等があります。
シングルマッチは1対1、タッグマッチは2対2や3対3など。1対1対1のトリプルスレットマッチは3WAYマッチ、3WAYダンスなどとも呼ばれています。
ハンディキャップマッチは、片方が圧倒的有利な条件で1対2などの変則的な人数で勝負を行います。例えば、200Kgオーバーの外国人レスラー1人対普通体型のレスラー2人など。体型のハンディキャップを人数でカバーして戦うマッチ形式です。
デスマッチは通常とは異なる条件下で行います。
例えば、有刺鉄線、五寸釘、金網などの凶器が用いられることも。(あぶなー)
バトルロイヤルは10人以上の選手で行われ、負けた選手から退場していく形式です。
*反則行為
何でもありではない!反則行為は主に4つ!
プロレスは、投げ技、絞め技、関節技、蹴り技、打撃が認められています。一応、パイプ椅子をはじめとした凶器の使用、目(サミング)、のど(チョーク)、急所(ローブロー)への攻撃、噛みつき、拳による突き、つま先蹴り、指とりなどは反則技になります。
プロレスのルールはとても自由ですが、それでも禁止行為は存在します。
・5秒以上の反則
反則技を5秒以上行うと反則となります。プロレスでは、いくつかの反則行為が決められているものの、5秒以内であれば反則を取られないことがほとんどです。そのため、5秒が反則になるか否かの分かれ目です。
レフェリーが気付いていなければ、5秒以上犯してもOKという暗黙の了解があるため、選手たちはレフェリーの目を上手く欺きながら戦っています。
・急所に対する攻撃
目や喉などの急所への攻撃を行うと反則になります。実際の試合では目潰し攻撃なども見られます。ルール上は反則であるため、ヒールレスラー(悪役)が多く用いる戦法です。多くの格闘技で禁止されている後頭部への攻撃は、プロレスでは認められています。
・凶器の使用
チェーンやパイプ椅子、ゴングなどの凶器を使った攻撃も反則です。しかし、レフェリーに見つからなければOKという暗黙のルールの元、パイプ椅子を使った攻撃は日常的に行われています。
・ロープブレイクに従わない
相手選手がリングロープを掴んだときはロープブレイクとなるため、技をかけている選手は技を解かないといけません。しかしそれを行わないと反則となります。
・選手以外の乱入
試合中の選手以外がリングに入ると反則になります。タッグマッチの戦う権利がない選手や、マネージャーなどが乱入することもあるため、観客も気を抜けません。
ただし、攻撃が5秒以内であれば反則として取られないことがほとんど。このあたりの見極めはレフェリーの裁量にもよります。
*勝敗の決まり方
さて、肝心の勝敗の決まり方ですが、、、
基本的な勝敗の決め方は、フォール、ノックアウト、リングアウト、ギブアップ、タップアウト、レフェリーストップ、反則です。それぞれの勝敗が決する基準をご紹介します。
『フォール』
対戦相手の両肩をマットに押し付けた状態のこと。レフェリーが3カウント数え終えたら勝敗が決します。
『ノックアウト』
10カウントの間に立ち上がれないとKO負けとなることです。この時のカウントはレフェリーによってスピードが異なります。
『リングアウト』
10カウントまたは20カウントの間にレスラーが場外に出ている場合、負けとなることです。新日本プロレス、国際プロレスは20カウントになります。
『ギブアップ』
自ら敗北の意思を口頭で伝えることです。相手の体もしくはマットを叩くことで敗北の意思を伝えることをタップアウトと呼びます。
『レフェリーストップ』
関節技や絞め技が決まった状態でギブアップやタップアウトをしないときにレフェリーが危険と判断した場合に試合を強制的に終了させることです。これは、柔道や総合格闘技などと同じです。絞め技に関しては腕を上げてから離して腕が3回落ちた時点で負けになります。
『試合時間』
試合時間も厳密には決められていませんが、一本勝負がほとんどです。15分、20分、30分、45分、60分、時間無制限の一本勝負があります。団体や大会によっては60分、時間無制限の3本勝負などのラウンド制も採用されています。
実際にプロレスの会場に足を運んだときは、観戦時間はだいたい2~3時間程です。試合時間や試合の数によっては4~5時間かかる場合もあります。
ちなみに、勝ち負けは基本選手の意思は入らず選手は伝えられたものを演じるだけという話もあります。日本ではマッチメイカーが勝敗と決め技を考え、それをレフェリーが伝えます。すべての試合がそうであるかはわかりませんが、あくまでプロレスは『ショー』であり『エンターテイメント』なのです。
観戦する側にも「基本ルール」はある!
観客のマナーとしては「試合の邪魔をしない」「ほかの観客の方に迷惑をかけない」です。スポーツ観戦として当たり前な話ですがみんなで気持ちよくプロレスを楽しんで頂きたいと思います。
*まとめ
プロレスは『究極のエンターテインメント』であり『ショー』である。 空手やボクシング、相撲のように、厳格なルールで縛られたスポーツとは、そもそも立っている世界が違うといえます。 最低限のマナーとルールを理解さえすれば、誰でも楽しむことができます。
そんなプロレスをこれからもみんなで一緒に楽しみませんか??
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