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実につまらん日記

近頃すこぶる良いことがなく、5月に大阪天満宮で引いたおみくじが凶だったことを思い出す。
ちなみに今もコロナの床で鼻を垂れながらこれを書いている。

毎日職場と家の往復。
家事を済ませて眠りにつけばまた次の朝。
休日は1週間分の買い出しと掃除をしておしまい。

毎日良いことが一つもない訳ではない。
ただ何かが、爆裂に、物足りない。

熱心だと評判の教師がいけない薬に手を出したり、平凡な主婦が不倫に走ったり、実直なサラリーマンが巨額の横領をしたり、そんな全てのマチガイを辿っていくと、出発地点にはいつもこの退屈さがあるのではと思ったりする。

しかし、だからといって私は何もしない。
そんな根底にある自分のどうしようもない真面目さみたいなものが、この退屈さに大拍車をかけており、実につまらん女だ、と時折り無償に泣けてくる。

頼んでもいないのに梅雨が明けると夏が来て、私は頼まれてもいないのに梅シロップと新生姜を漬けた。
「どちらも美味しくできたッ☆」と小さな幸せを感じるご機嫌な自分とは別に、もっとなにか大きなワクワクとドキドキを欲している野蛮な自分も確かにおり、新生姜をバリバリと噛む度に、なけなしの野生の血が騒ぐ。

歩道の白線の上を歩いては、「落ちたらアウト!」みたいな、通学路だけでも生きるか死ぬかだったあの頃のヒリヒリは、日常に追われれば追われるほど薄れていき、仕事帰りの横断歩道でサラリーマンに「な?あんたもそうだろ?」と思わず目配せしてしまう。

ただ単に今がそういう時期なのか、はたまたこれから先もずっとこんな毎日が続くのか、こんな毎日をつまらんもんにもつまるもんにも出来るのは私自身であり、ある日突然「僕たちの世界を助けてほしいメポ!」みたいなとんでも妖精がやってくる気配も今の所はない(いつでも大歓迎)。

私は一体何を求めているのだろうか。


そんなことを考えている矢先にコロナになった。
しんどい。
これだけは言いたい。
普通が一番。

もう一度言う、みんな、普通が一番…!


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