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一寸先は闇、3cmならまだ平気 

私は職業柄、物のサイズを「寸」「尺」「間」で表現することが多い。

ご存じない方は一度、一寸や一尺がどの程度のサイズ感か、ググってみて欲しい。
恐らく、その中途半端さに「ふぅん…」となるはずである。


しかし、その「ふぅん…」は、日頃ハッキリとした数字に慣れすぎている私たち、引いては何でもかんでも数値化してしまう現代人の何かアレを、炙り出すリトマス試験紙みたいな感じがする。

少し話は変わるが、私はどうも、人が熱心に話している時に「まあ要するに…」と割り込んで来る人が苦手だったりする。

勝手に要するなよ…!!!

人の感情やら「ちょっと聞いて〜!」みたいなのってそんな簡単に要せないし、というかそんな簡単に分かってたまるかだし、まず他人に要される筋合いはない。

ここで戻ってくるのだが、
一寸を「要するに3cmでしょ」と思ってしまう人とは、何かどこまで行っても分かり合えない気がしてしまう。


一寸は一寸や。


毎日毎日、嬉しいでも悲しいでもない、言葉にも数字にもできない、そんな気持ちを重ねて暮らしていく。

一寸だって100回重ねると303.…cmになるように、今日の0.03…cmを蔑ろに扱ってはいけないし、人のそれはもっと丁寧に扱うべきだと思う。

私も今日、なんかちょっと、話すほどでもない嫌なことがあった。(半日リュックが全開だった)
でもそういう小さいのを後生大事にしていこうと思う。

一寸先が闇なら、
私はギリギリ3cmの所までは鼻歌をうたって過ごしたい。



ひっそり参加してしまいました…!
祝11回!マリナさんいつもありがとうございます!





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