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「牛」の耳に念仏|ネパール

※画像はAIで生成したものですので、
実際の人物や記事内容とは関係ありません。
 
 
 
ネパールの首都カトマンズで、
混雑した市場の中を歩いていた時のこと。
 
小さなお店がずらっと並んでいたので、
何を売っているのか、
時折覗き込みながら歩いていた。
 
特に人混みが多いところに差し掛かったところで、
なぜか後ろから、
私の背中の腰の当たりを突いてくる人がいた。
 
最初はたまたま人混みの中で、
誰かと軽くぶつかったのだろうと、
気にもしていなかったが、
 
そのうちさらに強く突かれたので、
さすがにカチンときて、
「この野郎」というつもりで後ろを振り向いたら、
目に写ったのは「牛」。
 
「えっ」と思いながら、
ここで怒っても、
さすがに牛には通じなさそうだから、
文句言うのはやめた。
 
牛の方はキョトンとした顔をして、
あんた何言っているの、
みたいな表情だった。
 
そこから冷静になってみると、
確かにネパールでは、
牛は神様の使いとして
丁重に扱われていることを
思い出した。
 
よくよく見ていると、
確かに数頭の牛たちが、
他にものんびり歩いていることに気がついた。

やっぱり国によって、
全然違うことが起こるのだな、
と思ったよ。
 
 

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