主夫、障害年金請求の準備を開始する

過去に、障害年金という言葉は耳にしたことがあったものの、いったいどういうものであるのか知りませんでした。

障害年金の感覚的なイメージとしては、

  • 仕事ができずに経済的に困っている

  • 人の協力なしでは日常生活を送ることが難しい

こういう事情を抱えてる人たちが利用する制度だと思ってましたが、まさか私も障害年金にお世話になるかもしれないとは。

そこで本日は「主夫、障害年金請求の準備を開始する」について記します。

障害年金制度を知ったきっかけ

障害年金について知ったきっかけは、精神障害者手帳申請時に必要な診断書作成依頼をした際。話しの流れで、障害年金用の診断書も作成可能だと伝えていただけたことが始まりでした。

そもそも障害年金を活用できるとは、これまで考えたことがなかったですし、本来ほんとうに困っている人のための制度ですから、気軽に請求していいはずがないと思いこんでいました。

しかし医師からすると、私も障害年金請求すべき「困っている人」であり、年金請求の対象者、つまりここでいう診断書作成可能な対象者に該当するようでした。

まじめというかメタ認知力が低いというか、発達障害の特徴というか、、、いろんな意味でほんとうに驚いてます。

人生初、年金事務所へ行く

障害年金用診断書を医師に作成していただけるようですが、そもそも障害年金ってなんなのかわからなかったので、年金事務所を訪問してみました。そこで、いくつかの気づきがあったので、ここに記します。

障害年金で貰える額と遡及請求

年金事務所でお伝えしたことは、まず私の現状をお話ししました。障害年金請求をしたいこと、現在通院していること、家族構成など、そのうえで年金事務所の担当者さんから伝えていただいた金額は、年額約100万円+過去5年分とのことでした。

まず、年額約100万円ですが、これは私には子供が一人いるため、こども分が加算されるようです。わたし個人だけだとざっくり年額80万円。子の加算で年額約100万円だそうです。

それに加え、遡及請求というものがあるようです。これは、私のように障害年金について知らなかった人や障害年金請求を過去にしなかった人向けのようで、最大5年、遡って請求できる仕組みだそうです。

つまり、私の場合は年額100万円+過去5年分とのことでした。

年金請求の条件クリアが私には難しい

年金請求には、ざっくり3つの条件が設定されています。具体的には、年金を納めていることに加え、初診日と障害認定日を特定できればokとのこと。しかし、私の場合は2つの問題が浮上しました。

1つ目は、年金未納期間がある点。

正確には年金の支払い免除期間がある点です。

詳しく言うと、免除期間の有無についてが問題ではなく、その免除期間は事前申請による免除期間なのか、事後申請による免除期間なのかが問題のようです。

あくまで過去の採択の傾向として、事前事後によって障害年金請求の採択に影響が生じるようですので、事後申請していた私は、現状障害年金請求が通る可能性が低くなるようです。

2つ目は、初診日の特定が問題として浮上しました。

今から15年ほど前から精神科へ通院しています。しかし、当時は複数の病院へ行っていますし、15年以上前のことですので、記録もないし記憶も不確かです。

また、当時の記憶を思い返すとフラッシュバックがキツイですし、不快な記憶ばかり思い出すことに加え、不快な記憶以外の出来事を思い出せません。健忘症?と医師に言われたこともありますが、ほんとに記憶がないので困ってます。

初診日特定の宿題

年金事務所の担当さんが言うには、初診日を特定しなければ何も始まらないということでした。そのため、まずは初診日を特定するところから始めることにしました。

要は、初診日の前月以前に、3分の2以上の期間において年金を納めているかどうかの確認が必要とのことですから、とにかく先ず、初診日を特定する必要があるのです。

初診日特定のために複数の病院へ問い合わせてみた

当時の記憶は不確かではありますが、自宅であるものがみつかりました。それは、障害者手帳2級を取得したときの診断書です。10年以上前の記録ですが、初診日を特定できそうな病院名が2件記載されていたため、早速電話することにしました。

(とはいえ、電話恐怖症の私は、電話をするまでに1週間ほど要してしまいました)

1件目のK院は廃業。そのため、カルテも受診記録も残っていません。

2件目のH院は、カルテが残っていましたが、ここで新たな通院記録が発覚。さらに初診日特定に関わる病院がR院だとわかったので、その病院も電話で確認しました。

3件目の結果は、R院もカルテなし。こうなると初診日の特定が難しくなります。しかし、現状、最も古い診療記録が残っている病院が、2件目のH院だと判明したので、ひとまずここで受診状況等証明書を書いていただくことにしました。

さいごに

障害年金請求に関し、初診日を特定するところから始めています。現状、どうにか特定につながりそうな病院を1件みつけましたので、ここで証明書を書いていただいたのち、再度年金事務所を訪問する予定でいます。

正直、当時の未納(免除)期間や転院によって初診日が特定困難な状況から察すると、ちょっと難しいのかなと言った印象ですが、やれるところまでやってみようと思ってます。

また、障害年金請求するにあたって、やはり自身のプライドとの葛藤はありますし、受給するということは社会の偏見も受け入れることになるかと想像しています。近しいところで言えば、今の家族や実家の家族。子供が成長すれば、必要に応じて、園や学校に伝える必要があるかと思われます。

もちろん受給していることを他人様にいわなければよいだけですが、田舎になればなるほど、たとえ公的機関が管理していたとしても地元民同士の会話の中で情報は洩れますからね。

その偏見との向き合い方についても、今後、考えていく必要があるかと思っています。

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