カウンセリング日記6

初回カウンセリングから98日。
5回目から13日後、6回目のカウンセリング。

前回のカウンセリングから、自分との向き合いかたが変化した感じがしていた。
この間の2週間は特に大きな変化はなかったんだけど、6回目のカウンセリングでカウンセラーさんとのコミュニケーションに変化が生まれたように感じていました。

前回「助けてください」といって「あなたが良くなるのを支援するのです」と言われたことがきっかけなような気がしていた。

よくなるのを支援してもらうには、カッコつけている余裕はない。恥ずかしいと思うことも包み隠さずに話さないといけない、というスイッチが入ったんだと思う。

ということで6回目の記録を読み返すと、私ははじめてカウンセラーさんの前で「死にたいわけではないが、生きていたいわけではない」という話をしている。
これはずーーーーっと人生で影のようにつきまとっている考え方で、自殺をしたいなんて思わないんだけど、積極的にこの世に生きていたいとも思えない。
どこかよそ者というか、外から傍観している感覚があって、生きているという実感を常に感じられない。

このことは、以前にカウンセラーさんに聞かれたんだけど、そのときは恥ずかしくて本当のことを答えられなかった。それがずっと引っかかっていて、5回目のこともあり、まずはお話した。

この話題と、もう一つが、男性からの攻撃への反撃からもうっすら見え始めた、私の中にある強固な「誤った信念」(イラショナルビリーフ)が激しいことと、無理に我慢していること。

まず1つ目の「生きていたくない私」について、カウンセラーさんはヒーラーさんでもあるそうで、「なんとなくこの星じゃないところにいる感覚なんでしょうね」と。
そういう人は、その通り「地に足がついていない」とのこと。たとえば足の指が上がっているとか。

そして、私も実のところ、当時は足の指が地についてなくて、いつもそっくり返っている感じでした。

だから、まず取り組むことは、重心を下へ下へ、グラウンディングするところから。そのために足裏に気をつけること、足を踏みしめて、足の指で大地を掴むように歩くことから。

すぐにはなんのことやらわからなかったんだけど、これがあとから凄まじい威力を発揮してくるので、それはそのときに。

そしてもう一つの「誤った信念」。

カウンセラーさんと話していて、やたらと「◯◯であるべき」という言葉が私の口から出ているとのご指摘をいただきました。

普段「◯◯であるべき」を少なくしないと〜と思っているものの、凄まじい「べきべきさん」であることを自覚し始めました。

それでご提案をいただいたのが認知行動療法。

感情がざわったとしたとき、違和感を感じたとき、そして決めつけて考えてしまったことを、振り返り、自分の自動思考や認知のゆがみを記録して、違った解釈にチャレンジするものです。

ルールは、どんなに小さいことでも嫌な気分がでたときに必ず記録する。
記録したら別の見方にトライするというもの。

認知のゆがみや自動思考はなくすのではなく、違う考え方もあることを受け入れて、過度に出ないように、程度を調整する、というものです。

そして「違和感に忠実になる!」「感情をスルーしない!」「今、違和感がある、といってみる」ことを大切にする。
特に「違和感」があっても、それをいえないことが、私自身が私を苦しめていました。

感情をスルーする、すなわち違和感をなかったものにするのは、相手を、そして自分の認識を信じたい、裏切られたくない、という想いが強かったから、とカウセリングを通じて気づきました。

ここから半年間くらい認知行動療法をしっかり行いました。
感情がざらっとしたら、かならず記録して、別の見方をする。
この積み重ねです。
最初は慣れないと、別の見方も考えづらいです。特に大きなインシデントだと。

だけど、慣れていくことは、習慣化することで、なにかがあると別の見方をすることもできるようになっていきました。
なによりも「違和感がある」と他者を恐れずに言えるようになったことは大きな変化です。

この回はもう一つ大切なことを教わりました。

それが「セルフコンパッション」。
自分で自分がひどく傷ついているときなどに「大変だったよね〜疲れてるね〜」と体のどこでもいいのでやりやすいところに手を当てていってあげて、自分の感情に気づいていくというもの。

これもワークブックを買って、半年間くらい毎晩取り組みました。
最初は照れくさいです。
自分で自分に優しく声をかけることが。

だけど、これが自分で自分を認め、自分を大切にすることなんだなあと、3ヶ月くらいやってみて気づきました。

どちらも続けることが大切なんだと思います。

いまでは自分の思考や言動の一部になっているので、自然にできるようになりました。

なにごとも変化のときには、新しいチャレンジが必要になるものですね。


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