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映画『ライフ』ツッコミながらネタバレアリ感想

※長文ブログです。熱く語ってます


『ライフ』って映画を観ました

その前に別の『LIFE』って映画を観たので連続「ライフ」です。ベン・スティラー主演のやつですねそれは

今回話すのはこっちのライフ

ほぼジェイク・ギレンホール目当て
ライアンも出てるので観ようって思って観ました
では話していきます

ネタバレアリ感想

アホ

はい。コレが私の感想です

みんなアホ。登場人物それぞれの平均で65点くらいのアホが勢揃い。もはやコメディ。でも死に方がまあまあエグい

まずこの映画がどういう話かと言いますと

6名の宇宙飛行士が火星で発見した<未知なる生命体>。彼らは知らない――。世紀の発見が大惨劇を招くものになることを。それは、かつて火星を支配した、まぎれもなく宇宙最強の生命体。小さく美しく、無駄なものは一切ない知能と筋肉だけでできている。どんな状況でも生き続け、相手にあわせて進化する。最初のターゲットは人間。6人の宇宙飛行士。地球にたどりつく<命(ライフ)>は――。

という。fillmarksのあらすじ引用
いやもうそんなのどうでも良いんですよ

ようは超強いバケモンが出てしまってこれ地球には帰れねぇなぁって宇宙ステーションの中で何とかしようかって話です

まず映画の冒頭でその〈生命体〉は捕獲済み
さぁ実験しようってとこから始まります

良いのはここまでです

ヒューという科学者がその実験を担当するわけですが、実験の仕方が

こういう

心許なさすぎるだろ

手ぇ突っ込んどるが
素手てお前。手術にも機械使う時代やぞ。素手て

一応この手袋はの培養機に設置されていて、かなり頑丈らしい。それで安心とも到底思えませんが

でこのヒューはこの〈生命体〉に妙に肩入れします
彼にも色々あるんですが


ちなみに名前は生命体の名前は「カルビン」
子供たちが決めてアメリカのみんなでお祝いしました。やったね


ある時、ヒューのミスでカルビンが活動停止してしまいます
そしてヒューは「電気を与えて再び活動させよう」
そう言ってビリビリ棒で刺激します
上の画像はちょうどその時のやつですね

はいその後

掴まれます

アホ

分かるだろ。カルビン超自由なんだよ
そこに手ぇ突っ込んで電気流したらキレますよ

このあとヒューはカルビンによってゴリゴリに手を砕かれます
ところでこいつ触手タイプなんですよね
薄い本に登場してそう

そしてヒューは気を失って空中に漂います

さてカルビンはというと、ビリビリ棒を折って刃物を作り、頑丈な手袋を突き破って培養機から脱出

かしこっ

なんかねーかなーと探していると、おや?なにやら不思議な生き物が

おお!これはモルモットですね!かわいいですねぇ

って交流してたらモルモットがカルビンを威嚇しました

モルモットォオオオオオオオオオオオ

カルビン大きくなっちゃいました

そう、こいつ肉食えるんですよヤッベェ

ところでこのヒューの居る場所はいわゆる「ラボ」と言われる、つまり実験室で、何かあった時のために1人しか入らないよう規則があるんです。しかし

なんと仲間思いのライアン・レイノルズがラボの扉を開けてヒューを助けに行きます

なんとかヒューをラボの外へ出したんですが、なんとカルビンがライアン・レイノルズの足に引っ付いてしまい選手交代

殺す許可をくれってラボの外で見ている指揮官に提案して、指揮官も駆除の許可を出しました

じゃあどうやって殺そうかと

なんかジェットボンベ?みたいな火が出るやつ
それがあるからそれで殺そうってなる訳です

あぁ名案ですね。大抵の生物は火に弱いですからね

この手に持ってるやつ。そしてコレはラボを外から見た様子

んで燃やすんですが

このカルビンねぇ

火に強いのよ

強いなんてもんじゃないのピンピンしてるの
傷ひとつ付かない化け物

ただカルビンもちょっとは熱いらしいのでラボ内の隅っこを駆け巡るんですが、ライアンはとにかく燃やしまくるんですね

ここでまず結構ラボって広いんですよ
だから燃えないと判ったならカルビンだけ部屋の奥に追いやってドア開けて貰って出れば良いじゃないですか
出ないんですね
アホですね

カルビンは逃げた先の棚の中に侵入して隠れました

しかしライアンはそれを許しません
この殺意どこから湧くんでしょうか

燃料がもうないぞって叫ぶ仲間を横目にライアンは棚を開けます


ゆっくり深呼吸をして1つずつ開けていきます
仲間は固唾を飲んで見守ります

2つ目の棚を開きます

カルビン出てきます
カルビンに襲われます

仲間が叫びます

アホ

ライアンここで退場。ポスターでいかにもメインみたいな顔してるくせに誰よりも早く消えました

ちなみにライアンの死因は窒息死

カルビンの現在の捕食方法は、体内に入り込んで中から食い荒らすものらしく、口の中から侵入するんですね〜
いや〜エグいわ〜グロいわ〜

そんでもってここからが悲劇の始まりなんです

今のところカルビンはラボの中
もっというとライアンの中

つまりこのまま何もしなければ被害者数は1のままで済むんですが

ライアンの持っていたジェットボンベみたいなやつ
しっかり鎮火されてなかったんですね
弱火を噴いたままジェットボンベは空中を浮遊

火災報知器に接触
消化剤噴射

あっ  となる一同

あれ噴射口からカルビン侵入できるんじゃね?

カルビンも あっ となって慌てて噴射口に入ろうとします

ですが残念ながら全部の噴射口は遮断しきれずカルビンは釈放されました

まずい事になりました
今船内にカルビンは解き放たれ、どこからでも人を襲える状態

とりあえず一同は通信機を使って本部へ救援要請を出します

しかし、途中で通信が途切れてしまいました

恐らく船内を走り回ってるカルビンが通信機を破壊した様子

それを治さなくては本部と連絡が取れないので、誰かが通信機を修理しなくてはなりません

しかし修理するためにはステーションの外、つまり宇宙へ出なくてはいけないと

そこで司令官が行くわと言って、分かったっつって宇宙服を着て修理しに行きます

見てみると通信機が加熱し焼け焦げてる
冷却剤によって冷やされなかったと言うことです

そこで横にある冷却剤を確認
司令官はメンバーに質問します

「カルビンが中に入る可能性は?」
「ある」



そこで一息に冷却剤の蓋を開け確認します

すると中には何もない。空です

ヒューによれば

「カルビンは炭素生命体で、食料、水、酸素を必要とし、冷却剤も食い尽くした可能性がある」

しかも

「カルビンは体内に酸素を蓄えられる」

とのこと。宇宙でも活動できちゃう説が浮上してきました

そしてカルビンはまだその冷却剤の中に居るかも知れない

居ました

閉めとけよ

淡々と説明聞いてんじゃねえよ

このあと司令官の体にカルビンは纏わり付き、宇宙服に装備されてる冷却システムを破壊

宇宙服内部に冷却水が充満して窒息死します。いや〜不用心。アッケナーでした

残るは4名


司令官が死んだので紅一点となれた女搭乗員ミランダ(ポスター右)

宇宙が大好きなデイビット(ポスター真ん中)

地球に帰れば生まれたばかりの娘に会えるショウ

手を粉々に砕かれたヒュー

この4名でなんとかしなくてはなりません

流石に後の2人が不用心に重なる不用心で死んでるので、きっと賢明に行くはずです

4人は、「何としてもカルビンを船内に入れるな」と考えます
ではどうするのか

「ステーションを動かすための燃料を噴射口から噴射して、未だ船外にへばり付いてるカルビンを宇宙へ飛ばそう」作戦を立案

………ほう

全員が協力してカルビンと戦うわけですが、これがまた中々しぶとくて先にステーションの燃料が尽きかけます

加えて降下軌道に乗って、大気圏へ突入

つまりこのステーションが超危険生物を乗せたまま地球に向かおうとしてるわけです

…………おや

デイビットはヒューに大気圏で死なないか?と聞きますが無駄と一蹴されます

そして案の定船内に入られます。WTF

振り出しに戻った一向

ヒューは

「何億年も前に火星を支配した生物なのかもしれない。だが酸素が無いと冬眠する。だからカルビンがいる側の酸素を完全に抜いて隔離する」

という作戦を提案し、実行します

4人はそれぞれ東西南北に分かれロックしに向かいます

さて、何とか無事にロックし終えて、4人は合流

しかしヒューの具合が悪いみたいです
みんなは心配しますがヒューは話します

「あれは本能。生存するための攻撃だよ」
「でも殺される。奴が生きるために」
「すまない」

と言って意識を失います。やっと謝ったなコイツ

何があったんやコイツにって見ている側も思います

みんなも慌てて除細動器で蘇生を試みます

すると違和感
ヒューの足がモゾモゾしてます

ズボンをめくります

うそやん……すまないってコレの事やん……
作戦が水の泡やん…飼っとるやん…食われとるけど

しかしカルビンはこちらに気付いてない。どうやらヒューのスネを齧るのに夢中らしい

しかしミランダ!ここでミランダ!
除細動器でカルビンを攻撃!

カルビン激おこ!

ホンマ?ホンマなん?こいつら
学習能力ゼロか?ゼロなんか?
聞いてた?話

デイビットとミランダは一目散に逃げますが、ショウだけカルビンと目を合わせてます

さぁ出遅れましたショウ!

デイビットは逃げた先の扉を閉めずに待ちますが、ショウは方向転換して別のルートへ!

たまらずデイビットは扉を閉めて間一髪!

さてショウはどこへ行くのかと言うと自分の休眠ポッドへ!
こちらも間一髪!

激おこカルビン、ポッドをものすごい力で砕こうとしますが、ショウを見逃します

ですがヒューは無駄死にではなかった
カルビンがヒューの発信機を呑み込んだおかげでカルビンの位置を特定できるようになったんです
かわりに大ピンチですけど

いい加減私もね、こいつら何回行き詰まるねんって思いますよ。事あるごとに戦犯が生まれる

ただここで希望が差し込むんですね

先程の通信が本部にギリギリ届いてたらしく、助け舟がやって来ました

しかしこちらはドッキングするにもカルビンがいるので下手に動けない

「ソユーズ!応答せよ!ソユーズ!」

ってデイビットは懐中電灯を窓に向けてカチカチするんですが、彼らは無視して突っ込んできます

大きな揺れと共に何やってんだ!ってデイビットは怒るんですが

「違うわ」

とミランダ

「救援しに来たんじゃない」
「隔離3よ」

ミランダが言うにはこうです

隔離1は培養器、隔離2はラボ、そして隔離3はこのステーション丸ごと

隔離1と隔離2が失敗ならこのステーションごと宇宙の彼方に捨てると言う規約があると

それを委員会に提案したのは他でもないこのミランダ

デイビットは知らされてなかったんです
恐らく他の船員も知らされてなかった。司令官は知ってたかもしれませんが

さて帰る気マンマンのショウが休眠ポッドから出ました

救援(勘違い)に来たソユーズに乗り込むためです

ただ、ショウが向かったのはカルビンが居る方向

はい。ソユーズ含めカルビンの餌となりました

でもショウだけまだギリギリ襲われてない

ショウに駆けつけたミランダが手を差し伸ばし、ショウも強く手を握ります

そのショウの足にカルビンが纏わり付き、挙句ミランダにまで触手を伸ばさんとしてきました

なんとしても助けたいミランダ

ですがショウは手を離し、カルビンもろともソユーズへ落下。食われます

ショウ!ショウ!!!と叫んでますがデイビットは逃げるためにミランダを連れて行きました

ミランダさぁ、思いません?
映像だと「隔離3よ」の時めちゃくちゃカッコつけてるんですよ
しかもそのステーションごと捨てるって言ったのミランダですからね?
そのぐらいの覚悟があって臨んでるんだなって
でもショウ助けたいってね
何やねんって
そしてそれを船員に伝えてない
アホですアホ
うんち

もうなす術がないですよ
残り2人ですからね
んで無理矢理来たソユーズのおかげでステーションしっちゃかめっちゃか。もうド派手に破損

空気も漏れるし生命維持環境も壊れて超寒い
さらにまた降下軌道に乗ってます超絶ピンチ

絶望かと思われましたが、デイビットが最後の作戦を立てます

「1人用の脱出用ポットが2つある」
「僕はカルビンを誘い込んで宇宙の彼方へ」
「ミランダは地球に帰れ」

デイビットは自分を犠牲にしてミランダと地球を救うと言い出したわけです

ミランダは言います。「私が宇宙に飛ぶわ」と

私は思います。「当然だよな?」と

ですがデイビットは宇宙好き。そして人間嫌いなのでこれで良いと

ミランダも半泣きで分かったわって

殴ってでも「私が行くわ」って言えやって思いましたね

さあ本番。2人はそれぞれポッドへ
デイビットはカルビンに邪魔されながらも軌道を宇宙に向けます

ミランダも地球に向け発射します

しかぁし!ステーションの残骸がポッドにぶつかり、ミランダの軌道がずれました
修正しようにも機器が言うことを聞きません

ちなみに行き先は遥かなた。ミランダ発狂

デイビットはと言うと、なんとまだカルビンに襲われてません。というかカルビンの興味は別のとこに

ポッドの操作レバーです

ポッド、地球に向かい始めました

すっげ。かしこっ。え?分かる?分かるのそれ

そしてポッドはアジアの海へ着水

何や何や?と舟に乗ってるアジア人のおっちゃんがビックリしてます

大丈夫かい?とポッドに近寄るんですね
そして窓から覗くと

ワァ〜とんでもないことになってるぅ〜助けちゃまずいなぁこれは

「開けるな!」デイビットは言います
アジア人2人で力を合わせて開けます

そしてポッドからカメラが遠ざかり幕引きです

総評

ホラーとしてはよく出来てたと思います
死に方もムゴい。カルビンの見た目もキモい

ただね、無能が負けても何も脅威に感じないんですよ
有能なメンツがどうやっても敵わないってところに脅威を感じるんですよ

「遊星からの物体X」とか主人公超有能でしたからね

あとライアン即死だし

ライアン即死にする時点でもうコメディだと思う

真面目な空気を醸し出してアホが頑張る映画

ですかね。ジェイクギレンホール万歳

さいごに

ホラー映画ってでも、難しいんでしょうか

『ミスト』だったり『ワールドウォーZ』だったり、何かしら居るんですよね厄介なことする奴

みんなが頭良くて協力的で、団結し合うと物語って進まないんですかね

でもそっちの方が観てて気持ちいいと思うんですが

ところで「まめきちまめこ」さんって方が居るんです。ブロガーでとても面白い人で私もファンです

その人が以前『ロストワールド/ジュラシックパーク』の記事をあげてたんです

内容はその登場人物「サラ」に腹が立つと言うものなんですが、というのも戦犯かましまくるんですよねサラが

『ライフ』はそれぞれ平均65点の戦犯が揃ってるんですが、まめきちまめこさんのブログを見ると特待生の戦犯なんですねサラ

まめこさんブチギレてました。私もブチギレるタイプなので映画観れてませんが

是非ともまめこさんのこの『ライフ』を見た感想を、読んでみたいものです。もう書いてたっけ?

でもそういうのが脚本家として腕の見せ所なんじゃないかなって思ったりしますよね

ホラーとして完成度が高かったのは『ゲットアウト』とか。アレは生物ものではないんですけど

コメディに極振りした映画が見たいなら『カルト』とか『貞子vs伽耶子』なんか面白いです

超有能メンが見たいなら『サプライズ』って映画良いですよ。これは殺人鬼モノですが主人公の女性が強すぎて殺人鬼の方がビビらされます

今回のブログも長くなってしました
読んでくださった方はツワモノです
いらっしゃれば感謝しきれません

ではまた

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