アラサー、推し活に励む自分が怖い
18の時から今の今まで、ずっとアイドルのオタクをしている。
大学生の時は同じ学科の友達と全力でオタ活をしていた。
その子に先日子どもが生まれた。
それを私は京セラドームのスタンドで知った。
推しのグループの、ファンミーティングが始まる30分前。
正直今は連絡を取っていなくて、その子が結婚した時もインスタにおめでとうってコメントだけ残して、今回もインスタの投稿で知った。
今回はおめでとうすら伝えなかった。
もうその子とオタ活した年月よりも、会わなくなった年月の方が逆転してしまった。
いいねしか押せなかった。
心から嬉しいし祝っているんだけど、もう友達と呼ぶには遠くなりすぎて、コメントを残す勇気がなかった。
あれだけ一緒に夜行バスで東京に遠征して、舞台やライブに行って、推しにファンレターを書いて、2人で推しに一生懸命情熱を注いでいたのに、気づいたら1人だった。
いつの間にかその子は別のライフステージに行っていて、私だけあの頃のままで、取り残されたような、そんな気分になった。
推しを見る30分前に。
ファンミーティング中は楽しかったし最高の時間だったんだけど、心の奥底の寂しさと焦りは消えなかった。
30間近にもなって、5歳も下のアイドルに全力で沸いて、10代の子に混じってキャーキャー言って、恋人もいなくて、何してるんだろうと虚しくなる。
もちろん私と同じ状況で自ら望んで楽しんでいる人はとても素敵だと思う。
自分も1人で生きていける!
独身で人生楽しんでいる人はいっぱいいる!
そうやって言い聞かせてきたけど、私はどうしてもそっち側になれない。
今更バリキャリになんてなれないし、それどころか週3パートで生きていきたいとか思ってるし、でも推しにお金使いたくて貯金は無いし、理想だけは高くて結婚はできそうにないし。
手取り20万弱でライブに行きまくり、同じCDを何枚も買ってトレカを集め、部屋がCDやグッズで溢れ、貯金は口座に残っている額なアラサー独身女。
このままの状態でアラフォー女となって、アラフィフ女となるのかと考えたら怖すぎる。
そんな人いっぱいいる。
いるんだけど、私は結婚して家庭を持って、ゆるっと遠くから推したい気持ちがある。
現状、推しを生きがいにし、トレカをiPhoneケースに入れて毎日過ごしているのだけれど。
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