東京の端、表現の端

2022年2月20日(日)、町田市主催のイベントとして、カツセマサヒコのトークイベントに行ってきた(イベント内では多田洋一さんもいらっしゃった)

※引用元:町田市民文学館 ことばらんど

"無料"という餌に釣られて、往復3時間の旅だった。
また関西からも足を運ぶファンがおり、その人気ぶりを再認識した。

◆カツセマサヒコとは
数年前から追っているフリーのライター(現在は小説家)。著書に「明け方の若者たち」「夜行秘密」などがあり、雑誌の連載やTOKYO FMのラジオパーソナリティなど活動は多岐にわたる。

講演内容に関して前半はカツセマサヒコの経歴や表現に関するトーク、後半は多田洋一さんをお迎えして町田市を中心としたトークの二部構成であった。

また今回のイベントは25歳以下と26歳以上(いわゆるオーバーエイジ枠)で先着の申込期間が異なっていた(25歳以下の方が早い)、つまり多くの若者に町田に来て欲しいという趣旨もあるという事だった。
※筆者はオーバーエイジ枠として何故か関係者席に通され、偉そうに参加をしていました

とてもたくさんの学びや気づきがある講演会で、何かを表現したい人もそうでない人も、生きてく中で必要な事実がそこにあった。

個人的にふといつも感じる事は、"タイムラインの王子様"という肩書きを持つカツセ氏だが、フリーランスでやってるだけあって、俯瞰的なマーケット視点などの合理的思考を言葉の随所に垣間見る。つまり仕事とは生きること。

書くと長くなるので、一番印象の強い部分をひとつ紹介したい。↓

「"エモい"という簡単な3文字で済ます事があまりにも世の中に多い。」

"表現"とは、宇宙の果てまで想像力を掻き立てるような、遠い言い回しをすること事。どこかで読んだ事がある。「月が綺麗ですね」が文学表現と言えば雑で分かりやすい。

殊に、"バズる"とは"共感"。
"共感"とは、誰も言葉にしてこなかった感情や情景や物語を言葉にできた時に得る聴衆からの反応である。だからこそ簡単な言葉で済まさない事を意識して表現をしていけたらと思う、いや表現していくべきだと感じた。(そのため、自分はお気に入りのコピーを集めるようにすきな言葉の表現をiPhoneのメモに書き溜めている、それも少しずつ紹介してく予定です)

ちなみに、カツセ氏はこのnoteにも記事を掲載しているのでご存知の方は多いと思う。興味のある人はその他の各種SNS(Twitter,Instagramなど)でもチェックしてみてほしい。
note → https://note.com/katsuse_m/

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