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夢路空港 〜人生のトランジット(小休止)〜


人気お笑い芸人ジャルジャルと劇団ノーミーツのタッグにより、4/16(土) 24:00、生配信コメディ演劇が幕を開けた。それが「夢路空港」
※5/1までアーカイブ配信

まずは以下の予告編を見てほしい。


まず感想から話すと、想像以上の内容でそのエンターテイメント性の濁流に飲み込まれかけた。それくらい面白く笑え、時にはシリアス、そしてミステリー小説以上の巧妙さが細部に光る、そんな演劇だった。
あとアドリブの嵐だったらしく、それにも関わらず、そつなくこなす演者たちに、惜しみない拍手と称賛を送り続けた。

夢路空港のあらすじは、以下公式サイトから引用。

とある地方空港で、自分の荷物が出てくるのを待つ男。 
偶然そこに居合わせた人達との、何気ない会話のやりとり。 「夢」をきっかけに交差する、様々な人生。 

彼らのちっぽけなやりとりを、15台の固定カメラがひっそりと見つめている。 男の「荷物」は出てくるのか。そして「荷物」とは何なのか。 

ジャルジャルとノーミーツがタッグを組みお届けするのは、 クスッと笑えて、どこかホッとする、そんな一夜のヒューマンコメディ。 JAL特別協力のもと、真夜中の空港を貸し切って、一度きりの生配信。 
人間の愚かさ、弱さ、そして愛らしさを
https://no.meets.ltd/yumejikuko/


石川県に実在する小松空港を貸し切り、深夜24時から生配信を行うなんて企画自体がもはや面白い、情報解禁と共に金額なんて気にせずチケットを購入した
※特典の有無などにより異なるが大体5千円前後

冒頭で書いた通り、アドリブ連発の影響により、予定時間をオーバーし約1時間40分ほどの配信となった。

多くの人に見てほしいのでネタバレなどはしないけど、改めてやりたい事やなりたい自分について考える良い機会、すなわり"小休止"になる事は間違いない。
オンライン演劇にも関わらず、エンタメ要素も含めつつ、人生に直結するような、とてもリアルなメッセージ性が含まれる部分も大きな魅力の一つを担っている。

なんの回し者ではないけれど、コロナ禍でも楽しめるエンタメとして始まったオンライン演劇の境地たるものを、是非多くの人に見てもらいたいと心の底から思った。また忘れかけていた、大切な命題に向き合う事のできる素晴らしい演劇を、見て感じて考えるトランジット(小休止)になる事を祈って。


それでは、良い旅を。

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