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ミレニアル世代の生き方改革(結婚編:専業主婦は日本だけの絶滅危惧種、なぜ不倫はなくならないのか?、女性の恋愛最適化戦略、 結婚という金融商品について、「超ソロ化時代」におけるパートナー選び)

【この記事は7分で読めます】

 この記事では、人生100年時代、そしてPost COVID-19(アフターコロナ時代)における、私たちのようなミレニアル世代の「結婚事情」について書かせて頂きます。


 世間では美女中の美女と言われる女優の佐々木希さんの夫であるアンジャッシュ渡部建さんがいろんな女性と日々逢瀬を重ねていたことが週刊文春で暴露され、大騒ぎとなっています。ところで、このような芸能人スキャンダル(不倫や薬物)はどのようなタイミングで世間に流されているかご存知でしょうか?この告発のタイミングというのはとても闇が深く、不思議なことに決して「速報版」としては扱われません。情報は常にストックされており、「誰か」に都合の良いようにコントロールされているのです。このあたりは今後あらためて記事を書かせて頂きたい。


 今回は激動する時代における「結婚」の今、繰り返される不倫、高まる離婚率、そして真のパートナーとの出会い方や関係構築術まで取り上げていきたいと思います。


 それでは今回もよろしくお願い致します。


目次

1. "専業主婦"は日本だけの絶滅危惧種

2. なぜ不倫はなくならないのか?

3. 女性の恋愛最適化戦略

{ 婚活戦略、2番目からの脱却方法、モテる男性に口説かれる術 }

4. 結婚という金融商品について

5.「超ソロ化時代」におけるパートナー選び

6.まとめ


1."専業主婦"は日本だけの絶滅危惧種

 日本の国民的アニメの作品を並べてみると、「クレヨンしんちゃん」の家も「サザエさん」の家も「ちびまる子ちゃん」の家も、「みんな母親が専業主婦」です。このような設定のアニメがいまだに放送され続けているので、「パパが外で稼いできて、ママが家事と子育てするべき」という思想を持つ人はまだまだ多いように感じます。
 

 ところが、いま人生ゲームの約束事が大きく変わりつつあります。

 これは日本だけでなく世界的な現象で、「一生懸命勉強していい大学に入り、大きな会社に就職して定年までこつこつ働く」とか、「そういう男性と結婚して専業主婦になる」という、お父さんやお母さんの世代の必勝法はまったく役に立たなくなってしまいました。

 そればかりか、古いやり方にこだわっているとどんどんヒドいことになる。


 生涯賃金は学歴別に算出されていて、「大学・大学院卒」の場合、男性は2億6980万円、女性は2億1590万円です。専業主婦になる(働かない)という選択はこの賃金を「捨てる」ことですから、「専業主婦は2億円損をする」のです。

 生涯賃金は学歴によって異なりますが、女性の場合、「高専・短大卒」で1億7630万円、「高校卒」で1億4830万円、「中学卒」で1億3970万円で、すべての専業主婦が「1億円以上損をする」ことになります。「学歴が低いから働いても仕方ない」などということはありません。

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 また、生涯賃金は働いている会社の規模によっても異なります。それを示したのが図表2です。従業員数99人以下を「小企業」、999人以下を「中企業」、1000人以上を「大企業」とするならば、大企業で働く「大学・大学院卒」の女性の生涯賃金は2億4840万円で、全女性の平均より3250万円多くなります。同様に、大企業の「高専・短大卒」は2億840万円(プラス3210万円)、「高校卒」は1億7800万円(プラス2970万円)、「中学卒」は1億5520万円(プラス1550万円)が生涯賃金です。

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 ここからわかるように、「世界第3位の経済大国」である日本で働くことは、「ゆたかさ」を実現するもっとも確実でシンプルな方法なのです。

 大企業で働く大卒女性の生涯賃金は約2億5000万円ですが、ここには退職金が含まれていません。最近では定年後も再雇用で65歳まで働くことがふつうになりましたが、それも計算に入っていません。これも加えると、専業主婦を選択することで失う富は3億円ちかくになるでしょう。


 経済合理的な生き方はどこでも同じで、欧米諸国は先行して「共働き」と「生涯現役」が当たり前になっています。これはすこし考えれば誰でも気がつく「1+1=2」のような話ですが、日本では不思議なことに誰も指摘しません。


 もっとも、「自分が2億円余分に稼ぐから、妻には専業主婦でいてほしい」というのなら、もちろん本人の自由ですが。


 最後に、日本以外の先進国では、専業主婦を指す「House Wife」は死語になりました。海外で自分はハウスワイフだと答えると「病気や障害で働けない可哀想な人」と思われることを覚えておきましょう。


参考:「2億円と専業主婦」



2.なぜ不倫はなくならないのか?

 まずは現代の結婚市場がどのような構造になっているか確認しておきしょう。 結論から申しますと、「時間差一夫多妻」の構造になっています。

 「パートナー編」では恋愛市場が「オットセイ型社会」になっていることを紹介させて頂きました。

 この「オットセイ型社会」に関して簡単にまとめると、

・強い(モテる)オスはどんどんモテるため、恋愛格差が拡大する。
・非モテ男性の性欲はインターネットに吸い取られている。
・恋愛市場は「Winner takes all(勝者総取り)」の状態になっている。

● cakes:IT革命と恋愛市場の変相(藤沢数希)

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 この恋愛市場の構図は結婚市場にもそのまま当てはまります。


 「少子高齢化」が今後の日本の大きな課題であることはいうまでもありません。その要因のひとつが「未婚率」の高さであり、いまや30代男性の未婚率は35.0%(2015年)と3人に1人が独身である。一方で30代女性の未婚率は23.9%(同)と4人に1人にとどまり、結婚を巡る男女差が生じているのが実態です。

 男女の数がほぼ同数であるなら、未婚率が大きく異なる理由はひとつしかありません。一部の男が複数の女性と結婚する“事実上の時間差一夫多妻”になっているのです。“モテ”の男性が未婚の(若い)女性と再婚し、離婚した女性は再婚せずに母子家庭のまま暮らすと考えれば、男女の未婚率の違いが説明できます。


 大きな富と権力を持つ男が複数の女性と婚姻することができ、妻たちの権利が法によって保護されているとしましょう。100億円の富をもつ男が10人の女性と結婚するなら、妻1人当たりの権利は10億円です。このようにして“いい女”を富裕層の男が独占していくと、さほど魅力的でない女性もよりゆたかな男性と結婚することができます。しかしこれでは、カネも権力もない膨大な男が社会の下層に吹きだまることになる。

 このように、欧米や日本のような先進国で共通して増えているのは、一部の男が結婚と離婚を繰り返す“時間差の一夫多妻”です。離婚には金銭的・精神的に大きなコストがかかりますが、それを穏便に解決して再婚できるのは、それなりの社会的・経済的地位のある男性でしょう。アマゾン創業者のジェフ・ベゾスは離婚にあたって約4兆円分の株式を妻に分与したそうですが、多額の慰謝料・養育費がちゃんと支払われるなら離婚してもいいという女性はたくさんいるのではないでしょうか。

 日本人でもメジャーリーガーのダルビッシュ有選手、最近だと元ZOZOの前澤友作さんを思い浮かべて頂ければイメージしやすいかと思います。

● 結婚を繰り返す「時間差一夫多妻制男」の共通点



 最後に、よく「佐々木希が奥さんなのに浮気するのか」というトンチンカンな(的外れな)発言をあまりにも多く見聞きするので、男のサガ(性)について解説させて頂きたい。

● 渡部建の不倫に新論争!「佐々木希が奥さんなのに浮気するのか」に強烈な違和感|週刊女性PRIME

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