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ミレニアル世代の生き方改革(New Normal編:VUCAの時代、 世界は悪くなっているのか? 、大企業の黒字リストラは必然、知識社会を上手に生きる方法)

 この記事では、人生100年時代において、私のようなミレニアル世代が先行き不透明なこれからを「どのように生きていくのか」について、その具体的な中身について書かせて頂きます。

 この記事を書いている2020年8月の時点で、世界がどのような状況になっているのか、いくつかニュースを載せておきます。

● 新型ウイルスのパンデミック、「2年未満で」収束する可能性=WHO事務局長

★ 日本も、世界の新コロ禍も、とてもじゃありませんが、今年中に終わるような問題ではなさそうですね。良くも悪くも、この"New Normal"な暮らしがかなりの年月続きそうです。そして世界はグリーンゾーン(封じ込め国)とレッドゾーン(汚染国)に別れることになり、秋冬には「汚染国である日本」も再び緊急事態宣言を出すことになるでしょう。なぜなら、民主主義国では、疫病の蔓延(重傷者と死者数の増加)に対して何も対処しないということは政治的に耐えられないからです。


● 日本経済、戦後最悪の落ち込み 4~6月期は27.8%縮小

★ GDPというのは1年間でどれだけの付加価値を生み出すか、というフローの指標です。ここでは細かく解説しませんが、ざっくり2020年のGDPはコロナ封じ込め政策の中国とベトナム、台湾はプラス成長、コロナ蔓延容認の日米は大きくマイナスと、明暗がはっきり分かれました。


● 武田、早期退職を募集

●「コロナリストラ」が今秋から、本格化する理由とは

★ 製薬国内最大手の武田薬品が今期の予想を上方修正したにも関わらず、30歳以上の社員を対象に早期退職の募集を開始しました。これは何も製薬業界に限らず、今後あらゆる業界・職種が同じ道を辿ることになるので、第3項で「黒字リストラ」について解説させて頂きたいと思います。


 これらのニュースに目を通すだけでも、世界が激変していることがわかります。何と言っても1年前は今夏の東京オリンピックで日本はお祭り騒ぎになる予定だったのですから、「数年先の未来を予測する」という行為に、もはや意味はないのかもしれません。私たちは「いま」を生きるしかないので、より豊かな人生を送るために、「いま」できることを積み上げていきましょう。


 それでは今回もよろしくお願いします。


目次

1. VUCAの時代

2. 世界は悪くなっているのか?

3. 大企業の黒字リストラは必然

4. 知識社会を上手に生きる方法

5. まとめ


1.VUCAの時代

 新型コロナウィルスや台風などの疫病・災害、AIの急速な進化など、社会の変化を予測しづらい昨今、もはや将来がどう変化していくかは、全く予測できません。

こういった状況を指す言葉として「VUCA」というキーワードが存在します。

 VUCA(ブーカ)とは、Volatility(変動性・不安定さ)、Uncertainty(不確実性・不確定さ)、Complexity(複雑性)、Ambiguity(曖昧性・不明確さ)という4つのキーワードの頭文字から取った言葉です。


 現代はとてつもなく豊かで平和な時代ですが、かつてのように「レールの上さえ走っていればよかった」という時代は終わりました。

 現代はまさに「安定も正解もない時代」であり、ゼロリスクはあり得ません。誰しもリスクを負って生きる瞬間が訪れるということを覚えておきましょう。


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