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いのちのなかとそと〜グラヴィス帯ゲーションのはじまり⑥〜

ある時わたしはグラヴィス帯のイメージを
絵にしてもらった。
具体的に形を指示したことはなく、あくまで
感覚を伝えただけだ。

これにあえて言葉をつけると
「月と太陽と地球とわたしたち」であろうか。

胸元に太陽を抱き、地球を想わせるお腹に胎内を
感じ、月は産道から出でて羽となり頭を包み
そして、その表情は安堵に満ちている。

この絵を見たとき、わたしは懐かしさと共に
「しあわせ」を感じた。
その後にグラヴィス帯を使う妊婦さんが増え、
妊娠中はもちろん出産時にも帯はよく使われて
いる。 グラヴィス帯の絵は胎内の母子の深い
つながりにも通じていた。


グラヴィス帯ゲーションは、三つの感覚(かんじ)と
四つの象形(かたち)の上に成立している。

序(じょ)・練 (れん)・坐(ざ)と名付けた三つの感覚を、円の集まりで表現している。

序は四つ、練は七つ、そして坐が三つ、
それぞれが独立した輪でありながら互いの重なりを
バランスよくカタチにした。

もちろんあくまでも感覚は言葉では伝わらない。
そこで帯ゲーションという自己調整法が必然的に
生まれた。
四つの象形(かたち) Z・X・Y・Aの帯を用いて
調整する。
それは同時に、序・練・坐の感覚を育てる一助
となるとも自負して いる。

帯の組織を詳しくは述べれないが、それぞれの
帯の違いがZ・X・Y・Aの象形文字の様に(かたち)
に添って重力バランスが取れるように創られ、
また、さまざまな身体状況に対応できるよう四つの帯が生まれた。

帯は個別と連帯の働きを持って重力バランスを
取る上で不可欠なものとなっている。
三つの感覚(かんじ)と四つの象形(かたち)は、わたし自身を自己調整する中で次第に現れた感覚をかたちに変換したものと言える。


これまで述べてきたように、わたしたちの身体には未だに知られざるちからが秘められている。
人間としての身体だけを見るのではなく、すべてのいのちの繋がりとして身体の中と外を見ようとしたときに本当の姿が見えてくるのではないだろうか。

また、いのちは「月と太陽と地球とわたしたち」がそれぞれ完結したいのちとして互いに引き合い、
そのちからはミクロからマクロに至るまで共生的であり、多層的なものという想いが次第に浮かび上がってきた。


「いのちのなかとそと」は身体と環境の関係性を
新しい視点から捉えた自己調整メソッドである。

メソッド本には七星三帯(しちせいさんたい)という
新たな身体と環境の関係性
「月と太陽と地球とわたしたち」
の捉え方が述べられている。

それぞれの大きさでは比べようもないが、
いのちとしてみるならば、それぞれが「そと」で
どういう関係をなし、わたしたちの「なか」でどう
繋がっているのかを、想像を膨らませて描いてみた。

それには重力という未だ知られざるちからの
存在を抜きにしては無く、 もちろん
グラヴィス帯ゲーションは、この重力対応を
「いのちのなかとそと」を繋ぐ自己調整の柱
とした。
(※重力対応とは、無意識で重力のバランスを一生の間取り続けるヒトの本能のちから)

これまでの知識で読むのではなく、また検索する
でもなく、 自らの感覚を広げながら感じてほしいとの願いから生まれたものである。


わたしは今、自然のなかへ出向き帯を使うことを
お勧めしている。
日常生活のなかに「無意識」から「意識」への
感覚を育てる往復の旅を楽しんで欲しいとの
思いからだ。

幸いにも、今わたしの住むところからは富士山が
見え、その懐にはいくつもの川が流れ、また駿河湾という豊かな海が目の前に広がっている。
この雄大な自然環境はそのまま、わたしの
「無意識」から「意識」への感覚を育て
「しあわせ」を感じる往復旅を楽しむ舞台と
なっている。

ー「いのちのなかとそと」の歌は今日もわたしの
いのちに響いている ー (完)


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