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切っても切り離せないうつ病のハナシ①

うつ病

この言葉を聞くとどんなイメージを持つだろうか?
現代病、誰でもなる、、身の回りでも偶にうつを発症→退職する人が出てくる。あの頃何も知らなかったわたしは"あー、、会社合わなかったんかな。感情やら体調なんてコントロールすればよかったのにそんなの甘えじゃん。"って思っていた。

その数年後、中堅となった私がうつ病を発症し会社を休職することになるのだが、その時ネットに転がっていた体験談にとても助けられたのでわたしも備忘録として残しておこうかと思う。

なにかがおかしい

中堅社員となった6年目の終わり、大型ブランドへ異動を命じられた。6年間異動がなかったので遂に!と嬉しかった。と同時に異動先から抜ける人がチーフだったので、その補填として私が入るってマイナスじゃね、、?と、とにかく不安だった。
異動までの1ヶ月間、うまく言い表せないモヤモヤと謎の症状が如実に出始める。

①異常な手足の発汗
TVでロッククライミングを見てると手に汗握ったりするが、それが寝起きに出る。ビチャビチャ。

②えずき
朝ごはんが喉を通らない。朝のコーヒーを入れようとするとえずく(マジで妊娠したかと思った)(してない)

③えずき→吐き気へ進化

ただ不思議なことに会社に着くと何ともないので放っておいた。

それが段々と、、

④仕事内容(パターン)が分からなくなる

分からなくなるってなんや!と思うだろうが、急にスカートすら引けなくなってしまった。

※スカートは基本のキ。新入社員がまずやるアイテム。

それはCADのショートカットを忘れる、とかそういうことではなくて展開の仕方が分からない、どうやって操作して作っていくかの思考ができなくなってしまった。朝立ち上げたPCの画面を見つめ…気づいたらお昼になっていた。

この辺りで流石におかしいと思い同期や上司にパターンが引けないことを相談したが、異動前の不安だから大丈夫だよ!と一蹴された。


⑤買い物や料理ができなくなる


元々料理はそんなに得意じゃないが、晩御飯をつくる担当だったため仕事終わりにスーパーでお買い物をするのだが、何作ろうかなーどうしようかなーとぐるぐるぐるぐる回って気づいたら30分経っている。かカゴには何も入っていない。

のようなことが頻発し始めた。これもまた思考ができないから何を作ったらいいかが決められないし決められないから何を買ったらいいかわからなくなる、という流れ。


⑤飛行機が落ちたら良いのにと本気で考えた(希死念慮)

異動が命じられる前に初の海外旅行(台湾)を組んでいたので異動でテンヤワンヤしている中、無理矢理飛び立った。計画していた1〜2月は最高にワクワクしていたのに当日、羽田離陸〜桃園着陸までの間、本気で墜落したら良いのに、そうしたら異動しなくて良いし何も考えなくて良いのに、と考えた。
死んだら楽になれる。
この考えは2泊3日の旅行期間中ずっと付き纏っていた。

そうこうしているうちに異動の日を迎える。

存在価値が見出せない

異動先は7人の大型チーム。今まで最大4人でしか働いたことなかったし、直近では2人だったのでまず人数の多さに圧倒された。また人数が多い分、不公平感が出ないよう雑務が均等に分配され細分化されていた。今までリーダーとツーカーで仕事をしていたのに今後はあちこちにお伺い立てなくちゃかー、、まあ大きい所だから仕方ないか。と自分を納得させた。

新しい環境、新しい仕事。
異動先の人はみんないい人で分からないことがあったら聞いて!と言われたが誰も彼も目まぐるしく忙しそうで声をかけるのが躊躇われた。今までのやり方が通じない。
あと単純に人数多すぎて、自分がいてもいなくても変わらないような状況が多かった。今まで2人だったから居ないと困るのは分かってたがここでは私は居なくても良いんじゃなかろうか、、
真っ白の画面を見つめながら耳鳴り、鼓動の音が聞こえ、手がビチャビチャになった。流石にマズいと思い、誰かに相談しようと思ったが産業医?課長?チーフ?思っているだけで踏み出せなかった。

何もできずに一日が終わる。
会社に長居したくないから定時になったら早々に帰った。チームの人たちはいつも残業していた。(全然そんなことないのだが)それすらも責められてるような気がした。


長くなりそうなので一旦ここで止めます。