12月23日 もがくキリギリスの日記


23日


睡眠

朝の11時半に布団に入った。
1時半くらいに寝た。

何回か中途覚醒。

夜の10時に起きた。


明日は姉が来るらしい。
明日と言っても、もうすぐ日付が変わるけれど。
異父きょうだいの上の姉が来る。

姉はお金持ちと結婚したので、今まで憎しみに任せて金持ちのことをnoteに悪く書いたことを思いだして怖い。



24日


何がクリスマスイブやねん。


みんな、ちゃんと筆記帳(note)を書いているのに、憎しみに任せて金持ちのことを書くの恥ずかしいと思った。


昼頃に、姉が来てくれた。
エントランス前のインターフォンが鳴って、父がエントランスのドアを開けた。
すぐに姉から父に電話があって、エントランスに入ったけれど、どう行ったらいいのか分からないと姉は父に言った。
父は教えて、それから「わからん子やなぁ」と言った。

姉は母に総合栄養食品のヨーグルトをたくさん買ってきてくれた。
それと寿司と、おれにチーズケーキを買ってきてくれた。
姉は、おれがチーズケーキが好きなことを知っていた。何で知ってんねやろと思った。
父が「じゅん(ぼく)がチーズケーキ好きなん、覚えててくれたん」と言った。

姉は母が、マグロが好きだったことを覚えていて、マグロの寿司を買ってきてくれた。
おれがマグロの寿司を二つ皿にとって、父が母をベッドから起こして移動させて、父が寿司を食べさした。
母がマグロを一つ食べ終えて、また母がマグロを食べたいと言ったけれど、父が食べてしまっていた。

それから、父が母をまたベッドに戻した。
3時間くらい、姉と父は話をした。

父が抗がん剤治療を悪く言ったので、姉に父の言うことは聞いたらアカンでと言うと、姉は無反応だった。
耳が悪いので、聞こえなかったのかもしれない。

父のいとこが会社の経営者だった人で、その人の話になった。
おれが思っていたより遥かに多くの資産を持っていて、びっくりした。
おれも二人の話に入って、父の家にその人も一緒に住んでいた話を父に振った。
その人は父が子どもの頃に父の家の玄関の二畳ほどの所で勉強していたと父は言った。
姉はハングリー精神がどうのこうのと言っていた。
その人は苦労人でどうのうこうのという話を父がした。その時に父が泣きそうになった。
おれは、とても薄ら寒いと思った。息子のことは何とも思わないのに、とても薄ら寒いと思った。
その後、父は元々そのいとこのことを悪く思っているので、悪く言った。
父も金持ちが憎いのかもしれないと思った。
書いてから、精神が部分的に遺伝するなんてことがあるんかなと思った。

話の流れで信長の話になった。
父は、信長が殺されて良かったと物騒なことを言った。
それから姉は、ウクライナやガザの人たちをかわいそうに思うようで、その話をした。
父は「理性で話合いせえへんから」と言った。
本能でしか動かへん奴が何を言うとんねんと思う。
父は「ウクライナは親ロシア派が多い」と言った。
ほんまやろか。父は陰謀論者なので、話に説得力がない。
領土のことを父は「俺に言わしたら、どうでもいいこと」と言った。

父は、一つのホモ・サピエンスという種族なのに争いをして人間は愚かだと言いたいようだった。
ホモ・サピエンスは、ラテン語で「賢い人間」という意味だそうだ。
父が「かしこい人…」と言いだした。
おれは「ホモサピエンス」と父に言った。
かしこい人(ホモサピエンス)である父は、ホモサピエンスを自力で思い出すことはできなかった。
父は「神からしたら一つの種族云々」と言うのだが、自分のことを棚に上げて良いことを言う父に腹が立ったので、おれは8000万円の借金のことを言った。
姉は知らなかったようだった。
「月々、(A社に)3000円ずつと(B社に)5000円ずつ返してんねんな」と、おれは父に言った。
今は、それすらも返していないと父は言った。
それからは、物知り翁感を出すのが少しマシになった。
おれはアホは教えたがるみたいな格言を思い出した。

#借金  

ホモサピエンスのことを話している時に、父はネオサピエンスと言っていたのだが、それは何なのだろうか。
それからも、父は「神様のトリック」「俺から言わしたら」と言っていた。
神様のトリックって、何なん?

コロナ禍で本を読むようになったと姉が話した。
父は「本はしんどいから読まへん」と言った。
コロナ禍ではないけれど、父は陰謀論の本や歴史修正論の漫画は読んでいた。
姉は空海の話が書かれた本を読んだようで、その話になった。
父は空海のことを悪く思っていて「この宇宙の地獄では足らんから別の宇宙の地獄にも入ってる」とおれに何回か言ってきたことがある。
父は姉に空海のことを悪く言っていた。
「己のところ(空海の真言宗)以外の宗教は、宗教じゃないって言うたんや」と父は姉に言った。
空海の話の流れから、日蓮の話になった。
父は日蓮のことも普段から悪く言っていて、姉に日蓮のことも悪いと言った。

#超感覚器官  

書いていて、する話する話が変な方向に進むことに気づいた。

位牌の話になった。
姉は私もいらないと言った。
姉は樹木葬の話をした。
また父は、物知り翁顔で「何でもええねん」と言った。自分は高いところに存在するとでも思っていそう。
書くのを忘れていたけれど、父はいつも足を組んで座る。
姉が「生まれ変わりもいらない」と言った。
翁は「それはある」と言った。

信長は天狗で、父も天狗だったと父は言った。
だから、光秀に殺されたと父は言った。
殺されて良かったんやと父は言った。

父は「働きたくてウズウズしてる」と言った。
おれは、気功か?と思った。父は20年近く気功をしていた。
ウズウズしてると言って、100歳まで働くと息巻いていた。
借金も返すと言った。
父が言っている働くことが気功だとしたら、それは到底無理や。
20年前は「たっかい利子払ったんやから、返さんでええねん」と言っていた。
それから10年くらいして借金の話をした時に、「今は返さなアカンと思ってる」と言った。
またそれから10年くらい経ったけど返してないやん。
3000円ずつと5000円ずつ月に返すのですらも、今は返してないやん。

おれが普段食べるシリアルの話になった。
自然派の父は「そんな加工食品は食べない 自然の物しか食べない」と言った。
しかし、「カマボコは食べる」と言ったので、父は姉に笑われた。
次に来てくれる時に、また何か買ってきてくれるみたいで、その話をした。
姉が父に「お漬け物は食べる?」と言ったので、おれは「うつけもの」という言葉を思い出した。

母が人を信用しないところがあると父が話した。
おれは「そら、お父さんなんて信用できひん」と言った。
その後、父は組んでいた足をほどいて貧乏ゆすりをしながら話した。

姉の目が良いという話になって、翁は「感謝せなアカン」と言った。

おれの兄の上の子どもが結婚した話も姉はした。
全然知らなかった。
母にも言わないのかと思った。
兄が16歳の時に、母は前の配偶者と別れたので、母のことを恨みに思っているのかと思った。それと、前に兄が自分だけ仲間外れにしてと言っていたそうで、それを思い出した。姉二人と母は、よく会っていたのだが、兄はほとんど母とは会わなかった。
おれの父が原因かもしれない。父のところで兄は働いていたけれど、集合写真で兄だけシュンと落ち込んでいる写真がある。母の話では、その時に兄は父に怒られたらしい。うろ覚えなので、分からない。

下の姉の話もしてくれた。
地主の家に嫁いだので、リーマンショックで家賃収入が減って大変そうだった。
気の強い下の姉が泣いたそうだ。
だから、下の姉は冷たいのかと思った。
兄と下の姉は見た目も似ているけれど、行動の仕方も女と男の違いがあるだけで、似ていると思う。

姉は帰る前に母のそばへ行った。
姉が母に「αさん(父)と、じゅんくんに見てもらって、お母さん幸せやねぇ」と言ったので、おれは「おれがお母さんの心を壊して苦しでいるから、それは言わんといてあげてほしい」と言った。
来てすぐにも姉は「αさんと、じゅんくんに見てもらって~」と言った。
父も「それが分かれば治るんやけどなぁ」と言った。似非医療をする者の常套句だと思う。しかし、本人は本当にそれで治ると思っている。

「お母さん、手奇麗やねぇ 私のは仕事する人の手よ」と姉は言った。
父が姉の手をさわった。
気色が悪い。
普段、ヘルパーさんにでも、同じようなことをしているのかもしれないと思った。
こんなことも父には注意しにくい。さわられた方は喜ぶねんとでも言いそうだ。

姉が帰った後3時頃だったけれど、おれは睡眠に難があって、ずれていっているので寝ようと思った。横になった。
父がコンコンとドアをノックして「コンビニに行ってくるわ」と言って、コンビニに行って帰ってきた。
おれは中々寝られなかった。
ゼリーを食べようと思って台所に行った。
父が「ケーキ買ってきたで」と言ってきた。
「Aちゃん(姉)が買ってきてくれたケーキがあるのに」と、おれは言った。
おれの好きなケーキを覚えていてくれたという話を父はしたのに、忘れたのか。
それから、父が箱に入ったケーキを「これ?」と聞いてきて、ケーキの箱を傾けて強引に箱の口を開けて中を見た。
コイツはホンマに何やねん。
時間が経ってから、人がもらったものをよくそんな扱い方ができるなと思った。普段からけったいなことばっかりするので、おれもマヒしているのだと思う。それをされた時はオカシイことと思わなかった。


読み返して、姉はおれの好きなものを覚えてくれているのに、おれは姉の好きなものは何も知らないし、姉が乳がんだった時も何もしなかったことを思いだした。
泣きそうになった。
やっぱり、お金持ちのことを憎むのも、考え直さなアカンかもしれへんと思った。

母の好きなものも、あまり知らないし、ホンマにアカンなぁと思った。

それにしても、全然食べない母のために姉が買ってきてくれたマグロの寿司を、普通は食わへん。
まあそら、お父さんは普通じゃないか。
せっかく食べられたのに。

下の姉が、どうやら自己責任論者で、おれは嫌いになってしまっていた。
上の姉から下の姉の話を聞いて、人に対して冷たい考えをするのも苦労をするからかなと思った。

それと、父のいとこの話を聞いて、金持ちが金を総取りするのも苦労をするからかなと思った。
おれは金持ちの視点が見えていないし、金持ちは貧困者たちの視点が見えていないと思った。

父が超感覚器官があると、まだまだ思っているようで、おれの人生はもう無理だと思った。
父が働いたとしても、借金ができるかもしれないと思ったり、訴えられる可能性があるかもしれないと思ったりした。

姉は元気だった。
60台の後半だけれど50台の前半と言っても、分からないと思う。

Aちゃん(姉)、借金のことを知らんのか。
お母さん、言ってなかったんやなぁ。
じゃあ、気功でつくった1000万円近い借金を、母がおれのために貯めてくれていたお金で返したのも知らんかもしれへん。


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