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私の母は200万円で買われた~私が生まれる過程の話~

この記事は、私の両親が結婚に至るまでの経緯をまとめたものです。


父について

私の父は自衛官です。
そして病気を持っています。アスペルガー症候群と双極性障害です。
冗談や例え話が全く通じず、真面目に言われたことを守ります。
この特性によって、仕事では出世していました。
しかし恋人はおろか友人さえおらず、30を過ぎて結婚の予兆はありませんでした。

母について

私の母は定職に就かず、20歳まで兄弟の仕事の手伝いをしていました。
母親は貧乏な11人兄弟に生まれ、父親から虐待を受けて心に傷を負っていました。
当時はまだ結婚をするつもりはありませんでした。

父方の祖母について

父方の祖母、つまり父の母は、典型的な田舎の姑の思考を持っていました。
つまり、長男は早く結婚して子供を作り、親や子供の面倒を見なければならないという義務を父に課していました。
しかし、精神病の特性を持つ父は自力で結婚相手を探すことができません。
そこで、祖母は自分で息子の結婚相手を探してあげることにしました。

200万円で買われた母

父方の祖母は、早速地元の若い女性を人づてに探し、ついに母親の存在を知りました。
すると父方の祖母は母親の実家に行き、母方の祖母に「母と父を結婚させてくれないか」と頼みこみました。
この時母は隣の部屋に隠れて話を聞いていたそうですが、母親は見ず知らずの男と結婚したくなかったそうです。
しかし、母親の実家は極度に貧乏であり、結納金200万円を提示されると、母の意思は無視される形で両親の結婚が決まりました。

その後離婚することになるのですが、結婚生活の内容は次の記事で


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