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里親に差別されいじめられた話

児童相談所での生活はこちらの記事から。


この記事は私が8歳から11歳までの話です。

里親の種類

一口に里親と言っても、親権を取得して子供が成人になるまで育てる里親も居れば、親権を取得せず短期間だけ面倒を見る里親も居ます。
どちらが良い悪いとかいう話では無いのですが、私の場合は後者の親権を取得されず育てられるパターンでした。

里親のイメージ

里親と聞いてどのようなイメージを持つでしょうか。
捨てられた子供を育ててあげる優しい大人でしょうか。
子供の安心できる生活を守ってあげる正義感ある大人でしょうか。
実際に、そのような素敵な里親も居ます。
しかし、私が引き取られた親はひどい里親でした。

私が里親にされたこと

私が里親からされた扱いを挙げます。

・営利目的での引き取り
私が引き取られた家庭には、私の他にその家の血の繋がった子供が暮らしていました。
食事の際は私だけ安い別メニューを出され、洋服も私だけ穴が空いても着させられました。当然お小遣いはありません。
里親には、毎月9万円の手当と、5〜6万円の養育費が支払われます。
私の里親はなるべく私の生活費を抑えて利益を出すことを目的としていました。

・他の子供との差別
他の子供と同じことをしていても私だけ怒られたり、私だけ物を貰うことが出来ませんでした。
その際にいつも言われるのは「よそのこのくせに」や「障害者のくせに」という言葉でした。

・架空請求
私が学校で骨折したことがあったのですが、その際に受けていない治療を受けたことにして、私の親権者に架空請求していました。
私の親権者は児童相談所に相談したらしいのですが、児童相談所曰く「人質を取られている状態」なので、お金を支払うしか無いとのことでした。

他にも私が大切にしていた物を捨てられたり、私の物を奪われたり、性的な嫌がらせをされたり、嫌な記憶を挙げればきりがありません。
里親は人生で1番目に憎んでいる人間です。

里親会で見た里親ガチャ

里親と里子が10組くらい集まってイベントをする里親会が年に1回開催されます。
そこで各家庭の様子を観察したのですが、里子を本当に我が子のように愛したり叱ったりする里親も居れば、里子と距離を置く他人行儀な冷たい里親も居ます。
どんな里親に引き取られるかは里親の意思1つによって決まるので、里親ガチャは存在します。

里親との別れ

毎日差別をされる生活に限界を感じた私は、11歳の時に行動に移しました。
まずは、児童相談所の職員や里親に「親権者の所に帰りたい」と必死に訴えました。
親権者は貧困で上下水道もない山の上に住んでいて、本当はそんな所で暮らしたくなかったのですが、里親から逃げるために嘘をつき続けました。

そして里親から逃げるという私の願いが叶い、12歳で親権者の元で暮らすことになります。
田舎での貧乏暮らしは次の記事で。


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