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はじめての災害ボランティア


私は一昨年から浦和防祭連合として積極的に防災啓発活動をしているが、災害ボランティアとして現地で活動したことはまだなかった。
まさか“台風被害”で自分たちが住んでいる地域でそれを初めて経験するとは思ってもいなかった。

ボランティア参加の決意

台風が過ぎ去った10月13日の深夜、鳴り響く不気味なサイレンや、ひっきりなしに届く警報メッセージでヒヤヒヤどきどきしながら、あまり眠れぬ夜を過ごし、避難勧告解除の大きな町内放送で目を覚ました。
眠い目をこすりながら、自宅や近隣に被害がなかったか確認しつつ、FBのタイムラインに旅商人の災害ボランティアの募集投稿を発見。
旅商人の拠点、さいたま市中央区で家屋の浸水被害が出ているとのこと。
近所の担当地区を自転車で巡回し、旅商人に連絡を入れて、初めて災害ボランティアに行くことを決めた。

災害ボランティアに関しては、今までSNSや旅商人、その仲間からの話や写真を見聞きしかしておらず、果たして本当に自分なんかが役立つのかということがわからなかったが、力仕事でなくても十分できることはあると前々から知ってはいた。
でも被災地が遠方だったり、スケジュールが合わず、一歩踏み出す勇気がなく・・・。
しかし、今回は近い。というか、自分たちが住むさいたま市。
行かないわけにいかない。
なので、私はノートパソコンと非常用電源などの機材を提げて(もちろん何があるかわからないので、マスクとかタオルとか軍手などのボランティア必須アイテムも持参)、ボランティアのサテライトとなっている路地裏ガレージへ向かった。

サテライトには、いつもの路地裏メンバーがいて、顔を見てホッとした。
着いてすぐに「ボランティアニーズ把握のための情報拡散用の画像作成」の仕事があり、取り掛かる。
ノートパソコン持ってきて正解だった〜〜〜〜!!
出来上がって即、私のFBや浦和防祭連合のFBページにアップしたものの、連絡先情報が間違っていてすぐに修正。(元々の原稿が間違ってた・・・汗)
遠方からでも訂正がすぐに入る、チーム旅商人&路地裏のこのチームワーク感すごいです!!

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アップしてすぐ多くの方にシェアしてもらえた。
本当にありがたい。

サテライトではニーズ情報の集約と調整をし、現場で動くスタッフへ連絡。
役所や各関係機関への相談や確認もする。

ニーズはというと、溜まってしまった水の汲み上げや、家財道具の運び出し、泥のかき出し。
被災ゴミの処理や消毒などの問い合わせが多かった模様。

広範囲の情報を得るにはテレビや動画配信サイトがいいみたい。
今何が必要か?どんな情報を届けたらいいのか?どこでどう調べたらいいのか?色々探りながら発信。
そうしているうちに、今回の災害や支援方法に関しての問題点なども浮かび上がってくる。

災害が起こった直後の活動は情報が錯綜するって聞いてたけど、これ本当。
実感。
もどかしさとか、怒りとか、悲しみとか、なんとも言えない感情も込み上げてくる。

この日はボランティアスタッフが20名ほど集まり、ニーズ15件、そのうち完了10件、継続(対応中)5件。
災害発生後すぐにしては、かなり対応できたとのこと。


どうやって、なんて伝えるべきか?



私は帰宅後も悶々としていて、考えた末に今日あったことや知って欲しいことをFBに投稿した

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・・のだけれど、それを読んだ関係者からお叱りのメッセージをもらった。
見ていてくれていてありがたい。
私はみんなに問題として気づいて欲しいのでこう書いた。
叱られてもいい。
とにかく動かないと何も解決しないと私は思っている。
外から声をあげなければ、ずっとそのままだ。
でも喧嘩は精神安定上あんまりしたくないので、ご容赦ください。。。汗


というわけで、まだしばらく災害ボランティア活動は続きそう。
自分も何か手伝いたい!協力したい!という方はご連絡ください。
さいたま市内外にも災害ボランティアのネットワークはあるので、
ご自身の参加しやすい場所や、支援のニーズ次第で動き方も色々!


ボランティアにこれる方・ボランティアが必要な方は、
臨時災害NPOチーム旅商人 横山拓 までご連絡ください。
電話 09044586349
メール tabisyonin.taku@gmail.com

チーム旅商人 臨時サテライト アクセス
https://www.rojiuragarage-market.com/access
さいたま市中央区鈴谷7-7-3

そして、
水害にあってしまった時や、現場作業(清掃等)の時の服装や道具なども書かれているので、作業される方へ参考にリンク貼っておきます。

「水害にあったときに」~浸水被害からの生活再建の手引き~
http://blog.canpan.info/shintsuna/img/E6B0B4E5AEB3E381ABE38182E381A3E3819FE381A8E3818DE381AB_E38381E383A9E382B7E78988_201807E694B9E8A882WebE794A8.pdf
震災がつなぐ全国ネットワーク(震つな) さんからの情報です。
もっと詳しい情報は震つなさんのHPでご確認ください。


一刻も早く、普段の生活が取り戻せますように。


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