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あの愛はどこに消えたのか?

あんなに大好きだったのに、今はケンカが絶えず、傷つけあってばかり。
話し合おうとするのに、ますます溝が深まってしまう。
そして、結婚が辛い、疲れたと後悔ばかりの日々で、何とかしたいとカウンセリングを受けに来られるご夫婦がたくさんいらっしゃいます。

恋に落ちた体験は、愛されたいという願望を一時的には、満たしてくれます。

そして、「自分達はお互いを最高に幸せにするんだ」「口論したり喧嘩したりする夫婦もいるけど、自分たちはそんなことはしない」「本当に愛し合っているんだから」と、この上なく幸せな結婚生活を夢に見るんです。

もし本物の恋愛ならば、それは永遠に続くのだと思い込みたいのです。

しかしながら、幸福の絶頂は長くは続きません。

きっと『あの素晴らしい愛をもう一度』の歌詞のように。

結婚すると愛情が無くなってしまうのでしょうか?

お互いを傷つけ、たたきのめしたり、時には仇同士のように変わってしまう結婚生活。

こうなった時、選択肢は次の3つあります。
(1)これが運命と諦め、配偶者と惨めな一生を共に過ごす
(2)今の結婚生活から脱出して、新しい生活を始める
(3)恋愛体験は一時的な感情の高まりだったことを認めた上で、結婚相手と「真実の愛」を追求する

(3)を選択したいけれど、どのようにすれば「真実の愛」に近づけるのでしょうか?

この愛は理性と感情を一体にしたものです。

この愛はあなたの意志で選択され、時には自分自身の感情や欲求を抑えること、そして人間として成長することが求められます。

自分が愛されることばかり求めていては、得ることができません。

自分のことを愛してほしかったら、愛してほしいと求めるより、愛していると伝えるのが先なのです。

まずは、次の3つのことを話し合ってみてはいかがでしょうか?

(1)何を「愛情」ととらえているのか
(2)どのように「愛情」を表現するのか
(3)どのような表現を「愛情」と感じるのか

きっと、二人の距離が縮まるはずです。

最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。

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