見出し画像

グランマ2人が行く気ままなヨーロッパ旅行 スイス編(2) 2019

 ユングフラウヨッホに行くなら早朝か夕刻がお勧めという指示に従って、グリンデルワルド発8時17分の列車で出発。約30分余りでクライネシャイデックに到着。ここでユングフラウ鉄道に乗り換えユングフラウヨッホへ。列車は、ほぼ満席。向かいの席にはおしゃれな中年のご夫婦。カナダから来たとのこと。私たちおばあさんが2人きりで来ていると聞き、驚いた様子。列車は、アイガーグレッチャー駅からトンネルに。アイガーとメンヒの中をくぐり抜けユングフラウヨッホを目指しグングン上ります。アルプスの岩壁を掘り、鉄道を完成させるには16年の歳月を要したとのこと。おかげで私たちも、ヨーロッパ最高地点駅に1時間足らずで来ることが出来ます。昨日、小学生の孫宛に書いておいた絵葉書を駅構内のポストに投函。エレベーターで展望台へ上がり、全長22kmのヨーロッパ最長のアレッチ氷河を見たり、360度のパノラマを堪能。雪原にも降りてみました。天候にも恵まれ、心配していた高山病にもならず、楽しむことが出来た初めてのユングフラウヨッホでした。

 クライネシャイデックに戻り、計画していたヴェンゲンまでのハイキングコースを歩きました。コースは線路に沿ったアルプを歩く気軽なコース。すぐそばを列車が通り、Sさんが手を振ると列車からも応えてくれました。咲き始めた高山植物やアルプスの山々を見ながら歩く気分は最高。行程の中ほどにあるレストランでランチタイム。評判の自家製ソーセージを味わいました。お店の人に「日本のガイドブックにお宅のソーセージが紹介されてたよ。」と言えるほど、この辺りまでは元気。ところが、眼下にヴェンゲンの村が見え始めるころから、少々疲れを感じるようになった2人。木立の中を歩いていると村は近くに見えるのに、なかなか到着しません。やっと村の入り口にたどり着いたものの、花で飾られる美しい村の景色を楽しむ余裕は残っていませんでした。村の小道を何とか歩きヴェンゲン駅に到着した時は限界ギリギリ。道は整備されていて、観光客も殆どいない静かで歩きやすいコースでしたが、ずーっと下りっぱなしの7kmは、ばあば達には少々こたえました。駅前の公園で休憩し、元気を取り戻した2人はCOOPで買い物もし、無事グリンデルワルドへ。後日、ガイドブックで確認すると、このコースの必要体力は4段階中、3とありました。 明日はアルメントフーベルへ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?