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グランマが旅で見つけたお気に入り・蚤の市編(1)

 いくつかあるパリの蚤の市で毎回必ず行くのがヴァンヴの蚤の市。13番線のメトロに乗りポルト・ド・ヴァンヴ駅で下車。駅から徒歩約3分という便利さもさることながら、こじんまりとした規模に親しみやすさを感じます。

露天商が歩道に並ぶこの青空市で、私が最初に買ったのがホーローのミルクパン。 失礼ながら一見ガラクタのような品が多い中で、手入れの行き届いた台所用品を中心に売るお店を発見。以前雑誌に紹介されていたパトリスさんのお店でした。欲しいものはいっぱいあったのですが、荷物のことを考え、ミルクパンと果汁絞り、それに可愛い魚の形をしたガラスのお皿を購入。帰国後調べると、このミルクパンはル・クルーゼに吸収されてしまった会社が以前に作った物と判明。私は大喜びでしたが、重さとかさ高さに娘からは「もう鍋はあかんよ」と言われてしまいました。

 このミルクパンは、アイスティーづくりにも重宝しています。ミルクパンでたっぷり紅茶を沸かし、常温で冷ましたらポットに入れ、更に冷蔵庫で冷やすと美味しいアイスティーの出来あがり。これからの暑い季節、出番が増えそうです。

また、果汁絞りは柚子の季節の自家製柚子ポン酢づくりになくてはならない道具です。魚のお皿にはオードブルやお菓子を入れたりと、これらの品々は、思い出と共に私の日常生活を少しだけ豊かなものにしてくれています。



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