フェスボランティア
初めての投稿にも書いたが私は佐賀県唐津市の
出身だ。大学で久留米で一人暮らしを始めた。
2022年、その私の地元の唐津市で
唐津シーサイドキャンプという、九州初の
キャンプフェスが2日間の日程で開催された。
奥田民生やPUFFYやSHISHAMOや氣志團、
トータス松本や真心ブラザーズ、石崎ひゅーい、
そして私が大好きなSUPER BEAVERも出演だ。
一人の音楽をこよなく愛する唐津の消防士の
夢から始まった大プロジェクトだ。彼は私の親友
の知人であり、しかも地元開催ということで
私はボランティアスタッフに応募した。
私は音楽好きの趣味が講じて、日頃、コンサート やライブ関係の仕事に携わることも少なくない。
人生初のミスチルコンサートで衝撃を受けた
あの笑顔で溢れた世界を、私も作る側にいたい、
そういう想いがずっと心に残っていた私は
仕事の休みの日などは、ドームやアリーナでの
設営だったり当日スタッフをしたりしている。
なのでフェスのスタッフもある程度はこなせる。
そして何よりも、あと一つ重要なポイントは
唐津シーサイドキャンプでは、県内外を問わず
高校生ボランティアを募集していたのだ。
ここで私の中で一つの、
ある天才的な考えが思い浮かんだのだ。
あまり部屋から出てこない私の高2の娘。
音楽が大好きな沢山の大人や学生が協力し合って
一丸となって一つのイベントを作り上げるフェス
娘もこの大きなプロジェクトの一員となって
さまざまなことを経験することで、もしかしたら
娘の人生にとって何かかけがえのない特別な財産が一つ増えたりしないだろうか。
絶対行かない、全然興味ない、と断られることを
前提に、ある日リビングにいる娘を誘ってみた。
私 唐津でフェスがあるけどボランティアしない
休憩の時はタダでフェス楽しめるよ
娘 んー、、、、、別に、行ってもいいよ。
私 、、、、、、ハッ!?行ってもいいよ?
娘 うん
本当に予想外だった。
私はこみ上げる喜びを、必死に抑えてながら、
そうか、了解、わかった、じゃあ今度ママにも
言っとく、と落ち着いた佇まいで会話を終えた。
その日からというもの、私は仕事中も通勤時も
数ヶ月後に高2の娘と一緒にフェスのスタッフを
することに対しての胸の高鳴りを抑えながら
毎日を過ごした。
SHISHAMO 君と夏フェス
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?