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国立音楽大学大学院オペラ《皇帝ティートの慈悲》(モーツァルト)タイトルロール出演

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10/17(土)14:00より国立音楽大学講堂大ホールにて、国立音楽大学大学院オペラ《皇帝ティートの慈悲》タイトルロール役で出演致します。

皇帝ティートはローマ帝国の皇帝の一人で、最も穏健な皇帝とされ、パクスロマーナの五賢帝たちからも、理想的な皇帝像とされていました。

** Titus Flavius Vespasianus(AD39-81)**

モーツァルトの最後のオペラは《魔笛》ですが、その一つ前の作品。《魔笛》の作曲の合間に、神聖ローマ帝国皇帝レオポルド2世の戴冠式に間に合わせるべく、《魔笛》の作曲を中断してまで大急ぎで作られたそうで、楽曲部分はモーツァルトが書きましたが、レチタティーヴォ部分は弟子のジュスマイヤーが書きました。モーツァルトの遺作となる『レクイエム』でも「Lacrimosa」で断筆、その後はこのジュスマイヤーが作曲しましたね。

さて、このコロナ禍で、大学院オペラも開催の危機が何度かあり、他の音楽大学でもオペラなどは中止になる大学も多い中、とにかく開催に漕ぎ着けたのは本当に嬉しいです。

嬉しいのですが、残念なお知らせもあり、今回の公演はコロナ禍という世界的な異常事態下という性質上、大学の方針で一般公開はされず、国立音楽大学の学生、教職員のみ限定の公演となります。

少し残念なこともありましたが、学生達はとても前向きに、楽しく、日々稽古を重ねております。

先月からは指揮の阪哲朗氏も稽古に入り、稽古場の雰囲気もだいぶ上がってきました。

あと1か月ほどで公演ですが、この作品に関われること、そしてオペラを出来る喜びを噛みしめつつ、頑張りたいと思います。


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