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国立音楽大学大学院オペラ《皇帝ティートの慈悲》終演

1週間ほど過ぎましたが、無事終演致しました。

新型コロナウィルスという、厄介な敵との闘いの中での公演でしたが、本番までたどり着けたのは多くの方々のご尽力と、この公演に関わった全ての人の熱意によるものと思っております。

改めまして全ての方々に御礼申し上げます。


【《皇帝ティートの慈悲》本番までを振り返る】

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6月。4月からの長いzoomでのリモート稽古を経て、大学での授業再開の頃。人生で初めてフェイスシールドを着用し歌うこととなる。ビニールのパーテーションは残念ながら今も健在。

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7月の前期試演会。パーテーションの中で演技無しでレチタティーヴォとアンサンブルを中心にしました。授業再開からおよそ一ヶ月後。この時点でまだ演技もついてませんでした。

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9月に入って、パーテーションはあるものの、横の仕切りは取り払い前面だけに。この日からフェイスシールドは無しでマスク着用で練習。立ち稽古開始。本番まであと一ヶ月半。対コロナ仕様の演技法など、新しいことにも挑戦しました。

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この頃より、指揮の阪哲朗氏も入っての稽古も始まり、やっとオペラらしい稽古場に。

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10月に入りオーケストラとの練習も始まる。ソーシャルディスタンスを意識したいつもよりも小編成+弦楽器の足りない部分をエレクトーンで補足という、オリジナル編成のオーケストラ。当初は学長(クラリネット)もオケに乗る気マンマンだったとか。結局は四年生の学生さんが演奏したので幻に。

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会場となる講堂大ホールでの舞台稽古開始。コロナ対策でオケピットも上げているほか、オケと舞台の間には背の低いアクリル板のパーテーション。この日からマスクを外して稽古しました。やはり口の周りに何も無いのは歌いやすい。本番まであと1週間。

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ゲネプロ開始前の客席から。

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ゲネプロにて、オペラのフィナーレ部分。

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そしてついに本番!調光室からのカーテンコール風景。

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ピンチをチャンスに変えて、素晴らしい舞台となりました。

このオペラで共に演奏した共演者の皆様、そして携わって頂いた全ての方々に、幸せな時間を、ありがとうございました!

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