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【LGBTQ+】私のセクシュアリティについて

はじめに

こんばんは。
今回は、私のセクシュアリティ(LGBTQ+)について記していこうと思っています。
こういった話題が苦手な方はこの記事を閉じてください。
自衛のほど、よろしくお願いいたします。

いつか、誰にでも見えるところに、私のセクシュアリティについて書き残しておきたいと思っていました。
noteはそんな私の願いを叶えてくれるツールです。
本当にありがたいです。
まあ、私に書こうと思えるだけの文章力と勇気がなかったからでもありますが笑


私のセクシュアリティの変遷

私がXでフォローしている方が以前投稿していた「セクシュアリティは移り変わるもの。」という言葉が、意外にも私の中に印象深く残っています。

確かに、私のセクシュアリティは幼少期から現在にかけて一定ではなく、様々な出来事がきっかけで何度か変わっていました。

簡単に私の変遷を紹介すると……

ヘテロセクシュアル[異性愛者] (8歳〜11歳)

バイセクシュアル[両性愛者] (12歳〜25歳?)

レズビアン[女性同性愛者] (26歳?〜現在)

です。

なお、性自認はシスジェンダー(体と心の性別が一致している)女性です。

ヘテロセクシュアル期

初恋は8歳頃、小学2年生の時でした。
相手は同じクラスのN君。男の子です。
ずっと片想いだと思っていましたが、小学6年生の時に、実はN君は当時私のことが好きだったらしいという話を友達から聞き、衝撃的過ぎて今でもそれを教えられた瞬間のことを覚えています笑

2人目は小学4年生の時に好きになった、M君。
彼は小学5年生の時に他県へ引っ越してしまい、そのまま疎遠に。
ちなみにM君とは、今は亡きニンテンドーWiFiコネクタを使って、遠く離れていてもどうぶつの森を、時間を決めて毎週遊んでいました。笑
告白らしい告白はしなかったと記憶してます。

私のヘテロ期はここまで。
早いでしょ?笑
私の自覚って、たぶん周りのセクマイさん(セクシャルマイノリティさん)よりもだいぶ早いと思います。
この話をする度に「早っ!」って言われますので…笑

バイセクシュアル期

初めて私が女の子を好きになったのは、小学6年生の修学旅行中。午前3時のことです。
当時、同じオタク話ができてすごく仲の良かったAという子がいました。

ずっと何でもない、ただ仲の良い友達だと本気で思っていましたが、ふと夜中に目が覚め、隣で寝ている彼女の無防備な顔を見た時、雷を受けたような衝撃を感じたんです。
友達に対してではない、好きな人に感じるかわいいという気持ちでした。

Aには自分の感情が抑えきれず、中学1年生の春に、大胆にもAの家の前で告白しました。
BL(ボーイズラブ)作品の話もしてたから、少なくとも受け止めてはくれると思っていましたが、それは間違いでした。
以降Aからは拒絶され、ひと言も喋らず、目も合わせてはくれなくなって、いわゆる絶交の形で終わりました。

4人目も女性で、中学1年生の時。
部活の1個上の先輩であるS先輩。
最初は憧れだったんですが、段々と恋愛感情を抱くようになり、バレンタインのチョコはプレゼントしたし、メアドも交換してもらって文通のような事をしていました。
先輩が風邪で休みの時には、雪が降る中先輩の家まで行って届け物をしたりしていました。(この頃から積極的で尽くすタイプですね笑)
メールで最後に告白しましたが、中学3年生らしからぬ大人の対応をして下さいました。
歌の技術もお人柄も完成されていて、とても尊敬していましたね。

5人目は男性でした。中学3年の時に新任で入ってきた理科のK先生です。
先生的にはたぶん相当まずいのですが、メアドを交換してメッセージのやり取りをしていました…他の大人にバレなくて良かったです😇
ただ、それ以上はちゃんと節度のある先生だったのでずっと私の片想いでした。
私の卒業式の日に告白しましたが、大人になっても好きだったら連絡してと言われ、まあそんなことはなく自然と好きな気持ちは無くなったので、それ以降は何もありませんでした。

6人目は高校1年生の時、部活の1個上の男性で、I先輩です。
この先輩のことは、確かに恋愛的に好きで一応1年続いたか位の期間付き合ってたんですが、同じ年に数学Aの先生にパワハラを受けてしまったこともあり、若干の男性恐怖症のような状態でした。
だから恋人らしいことも私が無理で、事前にそれは話した上での付き合いでした。
たぶん、そういうこともあって、そんなに好きになれなかったんだと思います。

7人目は高校2年生の時、1個上の部活の先輩で今度はまた女性です。T先輩です。
この方には、中1の時に好きだったS先輩のことを投影していました。申し訳なさすぎる…。
なので、あんまりご本人のことを恋愛的に好きって感じではなかったなと思います。

以降の詳細は省きますが、この後男性3人と女性2人が好きになって、男性3人と付き合い、女性1人ともお付き合いしました。
この辺りになると、もう明らかに男性より女性の方が好きだなと自覚していました。

レズビアン期

正直、私がバイセクシュアルからレズビアンになった理由の多くを占めるのは男性不信だと思っています。
男性とお付き合いしていく中で、男性ってこんなにも暴力的で支配的なんだと、もちろん主観でしかないのですが、ひどく絶望したんです。

ただ、絶対に勘違いされたくないのは、男性が嫌だから女性を好きになったわけでは決してないということです。
女性は女性だからこそ純粋に好きだなと思って生きてきたので、そこは本当に間違えないで欲しいです。関係ないんです。

前述の教師からのパワハラもそうですが、下手したら誘拐される一歩手前だとか、一生ものの傷を負わされる可能性があった出来事に巻き込まれたことが、実は中学生の時に何度かありました。

そうした事が重なり、一般的とされる幸せを私の心が拒否したから、もう男性は無理だな、幸せになれないなと思い、その時に自分はもうバイセクシュアルではないんだと自覚しました。

ある日、本当に最低なことをしたなと今でも思いますが、私自身に最後の選択をさせようと思って、数年前に1ヶ月間だけ付き合って別れた男性に連絡を取り、復縁を迫ったんです。心の底じゃそんな気も全くないのに。
利用したんです。私の人生を決めるために。
それで一度だけ食事に行きましたが、やっぱり違うなって実感したので、すぐに帰って連絡先は全部消し、その人とは縁を切りました。

こうやって自分の人生を決める選択をすることは、私にとってとても重要な意味がありました。
曖昧な自分を捨てて、自分の進みたい道を選ぶ必要がありました。

以降、男性とは友達まで。
こっちに恋愛的な意味で踏み込もうとしてきてるなと思ったら、すぐに私から距離を取って回避してます。過去に嫌な思いをし過ぎて、もう面倒事になるのは嫌なんですよね😭w
でもほんと、友達としてなら全然OKです。ヘテロ(異性愛者)の人にとっての同性の友達とほぼ同じ感覚です!
自分の友達と恋人とするようにベタベタするの、あまり気分の良いものではないですよね。そういうことなんです。

自分のセクシュアリティを更に考察する

恐らく、人よりも好きになった人の数は多いと思います。
本当に恋愛をしていない時期というのは合計1年にも満たないんじゃないかというレベルです笑
それはたぶん、自分がバイセクシュアルであった時期が過去、1番長かったからなのだと思います。
「両方好きになれるなんてお得じゃん!」と言われたことが何度かありますが、それだけ悩みも増えるので何とも言えないです笑

恋に恋しているというつもりは私にはなく、後述するセクシュアリティとも関係があるのですが一目惚れするタイプではないんです。
ただただ、その時その時で私が好きになる人が現れたんだと思っています。

さて、自分のセクシュアリティについて深めるために、最近セクシュアリティ分析というのをやってみました。

私の結果はこれです。

「恋に性別はいらない」というのは過去の恋愛歴を答えた結果から来てるのでこういう結果になっています。
今の私にとっては誤りなので、「女性に恋をする」が正解ですね。

他の項目にも名前があり、

「強い信頼関係で恋に落ちる」は
デミロマンティック

「強い信頼関係が愛になる」は
デミセクシュアル

と、呼ぶそうです。
これは初めて知りました。

どちらもとても頷ける結果で、私を表しているなと思います。

デミロマンチック

先ほど私は一目惚れをしないと言いましたが、正にそうです。
顔だけで好きになることはまずなくて、かっこいいorかわいいという感想は持ちますが、それだけで恋愛感情にまでは至らないですね。
何かしらその人の魅力、例えば努力家だとか、誠実な対応をする人だなとか、そういった内面を知って初めて好きだなと思うようになります。

好きになるまでに、その人と直接の交流があったかどうかはあんまり関係がない気がします。
わかりやすく言えば、単純に外見よりも内面重視ということですね。

デミセクシュアル

相手を知れば知る程愛おしくなる、信頼関係が深まれば深まるほど好きになる、もうほんとに私のことですね笑笑

本当に好きな人なら、ポジティブな部分もネガティブな部分もまるごと愛せます。

好きなタイプというものが、それこそanoneさんが仰っている通り、何か身体の特徴…例えば背が高い人が好きとか、そういうものが私にはありません。
身長が平均より低くても普通でも高くても、それがあなた自身であるから愛おしいなと思います。

昔から好きな人がタイプと自分で言い続けていたので、それの正体が分かった気がしてなんだか嬉しいです。

世間体

自分がセクシャルマイノリティであることは確かにずっと付きまとってきた悩みではありましたが、世間体のことを気にしたことは全くと言っていいほどありませんでした。

「世間体が何?普通が何?私は私でみんなには関係ない。」

この意志の強さをずっと持てていたことは、正直とても恵まれていたなと思います。
それに、周りにセクマイさんが多かったこと、理解者が多かったことも、とても恵まれていたと思っています。
だからこそ、親からの「良い人(結婚相手)はいないの?」とか、そういうプレッシャーに潰されることなく生きてこれたのだと思います。

私が関わってきたセクマイさんの中には、そういった世間体を強く気にする方がいました。
それこそ私が付き合っていた女性がそうだったんですが、気にならないように周りがしてあげられることってほとんど無いんだなと、その時知りました。
結局は自分自身で決めてもらうしかなくて、その人とは将来男性と結婚して普通に生きて行きたいと言っていたので別れました。(相手からの束縛が激しくて耐えられなかったことの方が原因でしたが…)
その人とも連絡先等全て消して、縁を切ってます。

いつか、誰もが世間体なんか気にすることなく、自分らしく楽に生きられる世の中になって欲しいなと、強く思います。
多様な人々で構成されてる世界こそが、普通であってほしいですよね。

おわりに

LGBTQは確かに少数派だと思いますが、表に出していないだけで、意外と身近に存在する人たちなんだというのを知っていてもらいたいです。

受け入れてもらえなくても、理解できなくてもそれは仕方ないと思います。
LGBTQに限らず様々な事柄においても、自分が理解できることとできないことがあるはずなので。

ただただ、そういう人たちも確かに存在するのだということを知っていて欲しい。
賛成も反対も、知らなければ意見さえ出てきませんし、尊重も思いやりを持つ選択肢も持てないです。

長くなりましたが、私は私であることに誇りを持って生きています。
確かに苦しくなる時はあるけど、そんな時は世界には同じ悩みを抱える仲間がたくさんいることを思い出しています!
直接繋がってはいないけど、みんなで支え合っているなと思っています✨️

何度も言うけれど、私たちが存在していることが普通である世界を私たちは願っています。
特別扱いが欲しいんじゃない、普通に幸せに生きていきたいだけなんです。

私の大切な人が傷つかずに済む世界に、一日でも早くなりますように。


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