今、思うこと。
今日は節分。
パニック障害や強迫性障害の症状がひどかったときの自分を思い出した。
最初のパニック症状が起きたのが地下鉄だった。
今まで経験したことのない心臓の動悸が起こり、足から力が抜けていく。
私は、物心がついた頃から、意識を失うこと、我を失うことに、恐怖があった。
泥酔するまで飲んだことはないし、全身麻酔も、想像するだけで怖かった。
だから地下鉄の中で意識を失うなんて、絶対に嫌だった。
強迫性障害は、パニック症状が出る前から始まっていた。
火事を起こしたらと思うと怖くて、朝は火を使えない。
火を使っていなくても大丈夫かどうかの確認に、毎朝、30分はかかっていた。
火を使っていないのだから大丈夫なのは、当然わかっている。
だけれど不安でたまらない。
だから延々と確認をし続ける。
仕事に行く前に、すでに疲れている。
そして仕事は、人間関係がひどかった。
とにかく、私の一挙手一投足、全てに文句を言われ、トイレの回数さえ数えられていた。
当然、情緒不安定にもなるし、身体も壊れていく。
仕事もミスが増える。
辞めれば良いのに、自分の正義を貫きたかったから辞めたくなかった。
異常な不撓不屈状態を、とても長い年月続けてしまった。
今、あのときの自分に、心から謝ります。
何ひとつ、自分の気持ちに寄り添ってあげられなかったこと。
他人から、責められるのが嫌だから、誰よりも自分を責めていたこと。
苦しかったのに、悲しかったのに、嫌でたまらなかったのに、痛くて痛くてたまらなかったのに、どうしても自分を責めることを止められなかった。
とても、本当にとても長い時間がかかってしまったけど。
今も生きてるよ。
自分に起きていたこと、理解しながら、生きてるよ。
私が求めていたのは、自分自身への愛と優しさだったんだよね。
成長するって良いもんだね。
あのときの私へ。
愛してるよ。
とても。
あのときの私が想像も出来ない愛を、あのときの私へ贈ります。
今ね、本当に優しい人たちに会えてるよ。
私の話、聴いてくれるんだ。
温かく抱きしめてくれるんだ。
一緒に泣いてくれるんだ。
一緒に笑ってくれるんだ。
今を生きること。
自分の人生、生きてるからね。
あのときの私へ。
生きててくれて有難う。
あのときの私を、今の私が全力で抱きしめてるからね。
自分の人生を、今の私と一緒に生きていこうね。
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