第14回 精神科の薬は、やめられるのか??


 こんにちは。社会復帰を目指す
ASD、うつの2児パパです。

 薬を飲んで、症状が落ち着いていたとしても、やはり薬は飲みたくありません。

 薬はやめられるものなのでしょうか?主治医はなぜ積極的に、薬を減らそうとしないのでしょうか。

 今日はこうしたテーマを考えてみたいです。

 なぜ、精神科医は薬を減らしたがらないのか?

 それは、精神疾患の場合、薬をやめると、半分以上の人が再発する可能性があるという研究データがあるからです。

 薬を辞めても、症状が落ち着いているのは全体の三分の一、数ヶ月以内に症状の悪化が見られるのが三分の一、半年や一年など時期を経てから体調が悪くなる人が三分の一だそうです。

 精神科医の樺沢紫苑先生いわく、これが、薬をやめることに対する、精神科の一般的なイメージです。

 薬物治療だと、半年から2年または3年ほどかけて、症状は寛解していくもの。医者としては、長い時間かけてやっと寛解まで持って行ったのに、3分のニのリスクをかけてまで、薬は減らしたくないという考えがあります。

 薬を飲んで、寛解した期間がポイント。

 薬を飲んで、寛解したのが半年から一年という患者さんは、薬をやめるべきではない。調子が良くても、それは薬の効果である為、この時点でやめるのは大きなリスクを伴う。

 寛解した期間が比較的長い場合には、薬をやめることも検討されるようです。

 やめられる薬とやめられない薬もある。

 統合失調症や双極性障害の場合、薬を飲んでいる限り、非常に症状が安定する傾向にあるため、薬を辞めないほうがよいらしいです。

 うつ病の場合は、辞められる。症状が落ち着いたら、検討してみても良い。

 睡眠薬は、飲まないほうがいい薬なので、飲まなくて良くなったら、飲まないほうがいい。

 飲んでいる薬によって、考え方は変わってくる。

 薬に関しては、主治医とよく相談するのが良いでしょう。

 最後まで読んでくださりありがとうございました。

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