藍色の女
歯がゆいってこういうこと
勝手に仲間なんじゃないかとか、
私とおんなじ独りなんじゃないかとか、
そんなこと考えてたし
けど
きっと
私の記憶と
あちらの記憶は
藍色と
着古して色落ちしたTシャツの水色
くらい違って
私は勝手に落ち込んでるだけ
あちらからしたら迷惑な話だ
たぶん私だけじゃなくて
他にも藍色に染められた女はいるんだろう
そういう力 があの人にはあるんだろう
そういう力 をあの人は嫌がる
"藍" 色の女をあの人は嫌っている
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