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誰も解けない? 日本語読解テスト

日本語読解力

いかがでしょうか?

あなたなら、どんな言葉で埋めるでしょうか?


伝わりやすさを優先し、あえて言葉を削るのはコピーライティングの定石です。コピーライティングというのは、「売れる(買いたくなる)文章の書き方」のことを言います。


基本的に、販売側・・・つまり、マーケティングを仕掛ける側からすると、不都合なことは意図的に隠し、あえてリスクを伝えないことで
購入見込みのひとが、魅力的に感じてしまう言葉選びをします。

マーケティングメッセージといいます。

例えば、ダイソンのマーケティングメッセージは「吸引力が変わらない、ただ一つの掃除機」なわけですが、吸引力そのものでは他社メーカーのものに負けているんです。吸引力が持続する、というところだけを切り取ってフォーカスして、唯一のポジションを演出しているわけですね。

ということは・・・事例で上げたマーケティングメッセージも、何かが削られているんですね。

メッセージの発信側にとって、不都合なこと=知られたくないこと が削られているといっていい。

あえて削られた言葉を復元させるっていうのはね、義務教育課程の国語の授業で、わりと鍛えられてきたはずなんですよ。

日本語の特徴として、コンテキスト偏重なので、その前後の言葉とともに文節(一文)を理解して、本当は何を意味しているのか?つまり、文脈を読むというのを、学校では鍛えられてきました。

本当の意味で、日本語が読めて、その意味を正確に把握するために、です。

ただ、漢字ひらがなカタカナが読めて判別できることを、日本語がわかるとはいいませんね。

社会人になってからも、空気を読むことで、本当の意味を悟ったりしましたね。たとえば、「月がきれいですね」もそう。これ、日本語の漢字ひらがなカタカナが判別できる外国人に言えば、The moon is beautifulと理解しますよ。間違ってはいない。けど、本当の意味でもない。

ちなみに、月がきれいですねは、I love you(夏目漱石が翻訳といわれている)です。文化的な背景がわかっていないと本当の意味がわからない言葉の事例です。

さて。

スピ系に傾倒しがちなひとはね、日本語読解力が低い傾向があると感じています。なので、甘言にコロリとやられて、鵜呑みにして信じてしまいがちなのですね。

甘言って、マーケティングメッセージのことですよ。あえて不都合な部分が削られているがために、きこえがよく、すんなりと受け止めやすい言葉です。自分にとって不都合な部分はないと感じられるので、気分も⤴あがることでしょう。

性善説というか、誰も嘘はつかないという前提があるのは美しいことではありますが、騙されるほうも悪いのもまた、真実です。


騙されたり、誤魔化されたくないのだとしたら、メッセージ受信側が賢くなるしかないということです。

(日本語読解力がもしかしたら低いのかもしれない・・・)という自覚がない人が多いので、あえて読解力テストとして取り上げてみました。

日本語読解力

あなただったら、どんな言葉を埋めますか?


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これも、同じこと言ってるよ

売れたものの半数以上が、24時間以内に売れています。

出品した半分は24時間以内に売れる???

これはたとえば、

5+2×4= ?

みたいなもんなんですよ。

数式には、四則演算のルールがあるように、
言葉にもロジック(論理)があって

感覚で解くと、正しい答えにたどりつかないことが多い。
多いということをわかった上で、自分で対策しようねってこと。

誰も、あなたの頭の中にあるミスリードを、問題発生の前に指摘することができないのだから。


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