【ホテル②カイロ中心部編】定番エリアのホテルをレビュー
お値段が張る上にハズレの多いカイロのホテル。在住日本人の筆者が実際に泊まってカイロ市内のホテルを紹介します。
前回の記事はこちら↓
https://note.com/grain_of_salt/n/nf7a84f8c610a
今回はツアーなどでも定番のカイロ中心部、タフリール広場〜ガーデンシティのホテルをレビューしていきます!
観光都市カイロのど真ん中なので、もちろんFour Seasons, Ritz Carltonのような超一流ホテルもあります。が、閑散期でも1泊5万円はくだらない。さすがにそのクラスであればいくらカイロでもハズレはないと思うので、この2軒は外してレポートしていきます。
1.やっぱりイチオシ!Steigenberger Hotel El Tahrir(評価★★★★★)
筆者が偏愛するドイツ系ホテルチェーン、Steigenberger。カイロの主要都市やリゾートには大体店舗があります(アスワンだけなかった)。ルクソールでこのホテル良いな!と思ってからアレクサンドリア、ギザ、マルサアラムと泊まってきて、満を持してカイロ中心部に宿泊です。
場所はカイロの中心部、タフリール広場の程近くで、徒歩圏内に飲食店も多いです。元々あったホテルをSteigenbergerが買って改装したそうなのですが、お部屋もあまり古さを感じません。
水回りも、シャワーブースの水捌けが若干悪いくらいで(これはどこもそうですが)、綺麗だしアメニティも揃っているしで大満足。
個人的にはシャワーの温度調整のつまみが日本式で、目印の「40℃」の表記が入っているのに感動しました(TOTOさんでした!)。
後述のKempinskiやIntercontinentalに比べれば若干お値段もお手頃で、サービスもよく、セキュリティもしっかりしているので文句なしです。朝ごはんも生野菜から卵の調理カウンター、フルーツ、デザートもあって良かったです。Steigenberger系列はカイロ市内でもハズレがなかった…!エジプト全国、迷ったらこの系列に泊まっておけば間違いないですね。
2.ホスピタリティはダントツ!Kempinski Nile(評価★★★★⭐︎)
Kempinskiって日本では馴染みが薄いブランドだと思うんですが、ドバイでお城のようなKempinskiを見てからいつか泊まってみたいと思っていました。
ドバイほどではないけれど、カイロのKempinskiも素敵なホテル!お値段はだいたいIntercontinentalと同じくらいでエリアも近いので、このクラスに泊まろうかなと思う方には検討の価値ありです。
場所はタフリール広場からナイル川沿いに少し南、タフリールの喧騒から少し落ち着いた素敵エリアのGarden Cityです。並びにはFour Seasonsもありますね。
さて、このホテルで1番いいなと思ったのはスタッフの対応!1名で泊まったのですが、シングルベッド2台よりキングサイズ1台の方がいいでしょ?と気を利かせて無料でアップグレードしてくれたり、クレジットカードがうまく使えなければきちんと説明して、カードがリジェクトされた証拠をこちらに渡してからちゃんと使えるように対応してくれました(こう書くと普通なんだけど、エジプトではなかなかありません)。
お部屋の説明もこれまで泊まった中で1番親切で丁寧でした。空調の調節の仕方まで教えてくれること、あんまりないんですよね。。
ドバイのホテルは見た目からお城のようでしたが、カイロは他の5つ星ホテルに比べると規模が小さめです。でも内装はヨーロッパ調で上品!ロビーフロアは白基調、内装はベージュで落ち着く感じ、個人的にはとても好みの設えです。
水回りも綺麗で明るく、アメニティも充実。強いて言えば個人的には固定のシャワーが得意ではないので、ノズル式だとより良かったな…と思いますが、あくまで個人の好み。基本的には文句なしです!
朝ごはんでもホスピタリティが光りました。ビュッフェも小規模ですが、着席前に係員が一緒に回りながらオリエンテーションをしてくれる!(もちろん、要不要は聞かれるので急いでいればそのまま着席してOKです)。他の5つ星ほどの規模がないからこそ、逆に1組ずつのお客さん対応が丁寧なのかもしれません。ちなみにビュッフェ内容は可もなく不可もなく。
注意点として、私は大丈夫でしたが、お部屋によっては禁煙室でもタバコの匂いがすることがあると聞いたことがあります(エジプトのホテルではよくある…)。こういうお部屋に当たることもあることを考えて、総合的評価は星4つにしました。
〜おまけ:Kempinski Spa〜
ホテルの内装や雰囲気、ホスピタリティがとっても気に入ったので、後日スパ利用してみました。
マッサージ50分のコースを選んだのですが、30分前に行くとサウナやジャグジーを使えます。海外生活でお風呂に飢えているので迷わずジャグジーへ。お湯は37.7度の表示。ずっと入っていられる温度です。
マッサージはオイルだったので、リラクゼーションメインかな〜、なんて思っていたらとんでもない!凝ってるところ、痛気持ちいいところをぐりぐり。力加減も押すところもとっても好みでした。
3.1点以外は良かった!Intercontinental Cairo Semiramis(評価★★★★☆)
続いても5つ星、Intercontinental(Semiramisという老舗ホテルをIntercontinentalが買ったそうで、地元の人にはSemiramisの方が通じたりします)。
かなり大型のホテルで、ロビーも広々。カフェやレストランもロビーフロアだけで4〜5箇所あり、まさに高級外資ホテル、と言った感じです。ちなみにタイ料理レストランが美味しいともっぱらの噂。
お部屋も広々していて、スリッパやアイロンもあり、水回りも綺麗。朝ごはんも会場は広いし種類は豊富だし美味しい。これは文句なし、と思ったのですが、1つだけ残念な点が。。。
ドライヤーがなかったんですよね…
もちろんフロントに言ったら持ってきてくれましたが、お部屋が多いからなのか時間はかかるし、そもそも待ち時間が発生すること自体が不便。このクラスのホテルとしてはちょっと残念です。。。
でも、それ以外は全く文句なし。ドライヤーはトラベル用を持っていれば問題ないので、その備えだけあればカイロの中でも上位にランクインするホテルだと思います!
4.定番だけど、、Ramses Hilton(評価★★☆☆☆)
カイロのランドマークともいえる、三角形の高層ビルが特徴のRamses Hilton。タフリール広場至近、ナイル川を望む大型ホテルで、日本からのツアーでもここに泊まることを売りにしているものをみかけます。
お部屋は広々しており、交通の便はとてもよく、特に長距離バス(GO bus)を使われる場合は発着所がすぐ近くなので便利です。また、眺望重視で建てられたのか眺めは抜群!他の5つ星ホテルに比べると100ドルくらい安いのもポイント。朝ごはん会場のBGMがピアノ生演奏なのも素敵でした。
ただ、個人的には自信を持っておすすめはできません。。
おそらく、作りがとても古い。それも格式高いというよりは、「あ、やっぱりエジプトだな。。」と思うような(伝わりにくくてごめんなさい)、地場ホテルと大して変わらない古めかしさ。ある程度のホテルに泊まる時って、お部屋に入ってテンションが上がるのを求めちゃうんですけど、それが全くない。。。
設備も同様で、ドライヤー・スリッパはもちろんない(しかもドライヤーはフロントに頼んでOK!と言われたのに持ってきてくれない)、水回りも古いし、シャワーはブースではなくバスタブとカーテンのみ。洗面台含めて照明も暗め。エジプトではあるあるなんですが、正直外資5つ星のレベルではないです。
散々書きましたが、朝ごはんは充実してました(生野菜とフルーツの鮮度は残念でしたが)。
アクセスが良いのと、お値段は他より1段下がるので、あまりホテルにこだわりなく、でも地場系はちょっと不安、というケースでは選択肢になるのかも…?
〜おまけ:OPIA Lounge Bar〜
ちょっと酷評してしまったので、Ramses Hiltonの良かった点をひとつご紹介。
大型ホテルだけあって、宿泊者以外も利用できるレストランやバーがたくさんあるのですが、最上階のバーは気取りすぎてなく、BGMガンガンでもなく、喫煙者も少なく、眺めもなかなか良かったです。お値段も日本の感覚では手頃なのでバーだけの利用もいいと思います!
次回予告!
今回はカイロ・ダウンタウンのホテルを4軒紹介しました。中心部だけあって有名外資ホテルが多いですし、ナイル川が見えたり、ホテル内含めて周辺にレストランなどの選択肢が多かったり、タクシーなどが使いやすいのは魅力ですね。
ただ、カイロではどこに泊まっても車移動が中心になるので、Uberが普及していることもあり!必ずしも中心部に泊まる必要は高くなかったりします(自分で記事の価値を下げている…)。
カイロ市内別エリアのホテルの情報も溜まってきているので、また別の記事にて紹介しますね!
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