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グレイリーのうつ日記

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#ひとり

心のふた

ひとりがいい。
それでいい。
いつも、そう思うようにして、
傷付かないように防御壁を立てていた。

みんなと話した、一緒にいた時間が、
全て瞬間的な物で、物足りなくなる。

愛されたい、必要とされたい、
気にかけて欲しい症候群。
そんな衝動ばかりが、ただただ走る。

わがままな自分が突っ走って、
自分じゃダメなんだと、自分から諦める。

そんな先に何もない。
ただひとりぼっちに伏せるだけ。

消え

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テリトリー

そこには境界線がある。
向こうの景色は見えるけど、
越えたくない、踏みとどまる足先。

見えない壁が1枚、2枚…
枚数、素材感は様々で存在している。

みんなは、よろこんで!な感じで
その のれんをくぐっていくけど、
私はくぐりたくもなければ、
むしろファスナーで締めておきたい。

なかよしごっこ。
私が不得意とする大人の遊び。

友だち

私は人と "友だち" という概念が違う。
小さな頃からそれは始まっていた。

転校の多かった私は、
周りの子ほど深い友情が持てなかった。

幼い時に描いた夢。
幼なじみに、自分の家だ。

居場所がなかったわけではないが、
何だろう。みんなと違う感覚だった。

転校。
団地住まい。
いじめ。
引っ越し。
シングルマザー。

どれも私の時代には、新しめのものだった。

私が繋が

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