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Vision Proの体験まとめ&日本のローンチアプリ7選

こんにちは、ARエンタメスタートアップGraffity代表の森本です!

2023年6月のWWDCでVision Proが発表され、ついに2024年2月2日にVision Proが発売されました!!!!

Graffityでは、Vision Pro向けのアプリの企画・開発をすでに進めており、リリースに向けてブラッシュアップしております!

すでに会社のFTEの90%以上が事前にVision Proを体験しており、Vision Proにかなり前のめりな会社です。会社で2台Vision Proを購入させていただきました!

クローズドでVision Proの体験会も企画準備しておりますので、気になる方は僕のTwitterまでDMお願いします!

この記事では、
・Apple Vision Proの体験まとめ
・日本のローンチアプリ7選
を行い、Vision Proを考察していきます!


Apple Vision Proの3つのすごい点

Vision Proが発表された時に、以下の記事でApple Vision Proの注目機能についてまとめておりました。

簡単に注目機能をまとめると、以下の5つになります。
・インターフェイスは、手・目線・声へ
・目をみてコミュニケーションできる「EyeSight」
・メインのユースケースはPCでのワークスタイルの拡張
・3Dで思い出を保存できる「Spatial Video」
・ディズニーとも連携し、インタラクティブな視聴体験へ

実際にVision Pro体験をしてみて、3つの点がすごいと感じております。

・手・目線による操作
・解像度の高さ
・3Dならではのワークスタイル

まだ体験できていない部分が多いので、「EyeSight」や「Spatial Video」やディズニーとコラボレーションした新しい映像体験などは別のNote記事で取り上げていきます。

それでは、一つずつ見ていきましょう!

1. 手・目線による操作

Apple Vision Proでは、コントローラーはありません。
その代わりに、手、目線、声でコントロールすることができます。AR業界では、ハンドトラッキング(手)、ゲイズトラッキング(目)、ボイスコントロール(声)は一般的なインターフェースとして認知があったので、驚きはなかったですが、ハンドトラッキング(手)のコントロールが、カメラ内に収まっていないといけないという課題がありました。

Apple Vision Proでは、センサーを搭載し、手がカメラ内に入っていなくてもトラッキングできるという大きな革命がおきました。

実際にVision Proを体験して、VisionProの新しいインターフェースは直感的であり、快適だなと感じました。

ゲイズトラッキング(目)の動きを正確に認識していて、手も膝の上でつまむ動作をするだけで認識してくれます。Vision Pro空間内でWindowを開いて、小さいボタンを押す際にも正確に認識できており、精度の高さを感じました。

手の認識は空間の中でどこに手があるのかを正確に把握してくれるので、空間の中の3Dモデルをつかみ操作に違和感はなく正確に移動させることができました。

一方で懸念点もあります。今までのデバイスとは違い、目が2つの役割を持つことになりました。「見る」役割と、「操作」する役割です。目は見るための役割として人間に備わっており、「操作」する役割は人類としては初めてであると思います。

みなさんの想像している通り、初めての体験は疲れます笑
僕も目で操作するのに少し疲れを感じました。

これは慣れの問題なのか?それとも目で操作するのは人間には難しいのか?
Vision Proを使い続けていく中で今後自分なりに結論を出していきたいなと思います!

2. Vision Proの解像度の高さ

Vision Proを体験して驚いたことは解像度の高さです。既存のMRヘッドセットと比較すると大きな差があります。実際にVision Proの片目の解像度は、3800×3000であり、Vision Proの次に解像度が良いMeta Quest3は2064×2208となります。

数字で表されてもわからないと思うので視力検査のような実験をしたのでそちらをご紹介します。

机の上に以下の画像を印刷して置き、MRヘッドセットを被り立った状態から机をみてどこまで読めるのか?を試してみました。実機は、Vision Pro(解像度 : 3800×3000)とQuest Pro(解像度:1832×1920)で比較をしております。

・Quest Pro(解像度:1832×1920)は、上から2つ目まで文字を読むことができた
・Vision Pro(解像度 : 3800×3000)は、下から2つ目まで読むことができた

こちらで差は歴然であることは理解いただけたかなと思います。

解像度が高くなることで「デジタルの実在感」をより感じました。
これはVision Pro向けUX作りのキーワードとなると思います。

Graffityでも「デジタルの実在感」を活かしたコンテンツやユースケースはぜひ検討してみたいなと思っております。

3. 3Dならではのワークスタイル

最後に、ワークユースケースです。Appleは、Vision Pro発表時から仕事で利用できるSpatial ComputingデバイスとしてVision Proをプロモーションし続けてきました。

実際に体験をしてみて、仕事で使えるか?というのはまだ正直結論づけられていません。
一般的なPCワークをリプレイスするかという点には懐疑的ではありますが、可能性も同時に感じています。

ボトルネックになりそうなのは、目の疲れと重さです。よって、PCで手軽にできるような作業をVision Proで取り組むのか?これには疑問があります。ここに関してはVision Proを付けて仕事をしてみる実験をするので、また別のNote記事で執筆します。

一方でSpatial Computingを使うことで作業が効率化する仕事もあると思います。例えば、3Dモデリング、3Dシミュレーション&ビジュアライゼーション、3Dを活用した教育・トレーニング系などです。

3Dならではのワークスタイルは、Vision Proが発売されたからリプレイスが始まるわけではなく、すでに進んでおります。Vision Proが発売されることでリプレイスが加速するのではないかと考えています。

兎にも角にも、Vision Proで一日働いてみた的な体験記をアップしようと思うので、ぜひNoteをフォローして置いていただけると嬉しいです!笑

日本のローンチアプリ7選

以下で、日本のローンチアプリ7選をまとめております。プレスリリースなどのリンクも別途掲載しているので、気になった方はチェックしてみてください!

・ホロラボさん 空間ペイントアプリ「Spatial Paint」


・MESONさん 天気体感アプリ「SunnyTune」

・Curiosityさん  In Wonder (邦題:ロイと魔法の森)

・palanさん palanAR for Vision

・チームビューワーさん リアルタイム・アシスタンス・アプリ『TeamViewer Spatial Support』

・高品質/高精細映像を体感できる「Meet Japan!アプリ」「Natural Windowアプリ」

・STYLYさん STYLY for Vision Pro

日本のスタートアップからたくさんARアプリがローンチされております!
日本から皆さんで #VisionPro を盛り上げていきましょう!

まとめ

今回、Apple Vision Proの体験と、日本のローンチアプリ7選についてまとめていきました。

Apple Vision ProはAR業界のゲームチェンジャーです。
3-4年で大きく伸びるマーケットだと捉えています。

デバイスが出てきた以上、日本にいるスタートアップや大企業は、ユースケースを発明し、グローバルでシェアを取れるアプリケーションを開発することが大きなミッションになります。

Graffityはミッションである「ARで、リアルを遊べ」を軸に、ARならではのエンタメ体験を追求し続けており、Apple Vision Proを活用したARエンタメコンテンツも制作していきます。

これまでに、世界初の技術を使用したARシューティングバトル「ペチャバト」をリリースし、累計25万ダウンロードを突破、運用型ARシューティングバトル「Leap Trigger」の米国にリリースするなど、ARエンタメ業界の発展に寄与しています。

現在は、C向けのプロダクト企画・開発の知見を活かし、AR技術に特化した新規事業の企画・開発・運用改善まで支援するスタジオ「Graffity AR Studio」も運営しております。実績として、NTT コノキュー社と連携し、ARアプリ「LOST ANIMAL PLANET」の企画・開発・運用を行っております。

ARグラスやMRヘッドセットを活用した企画・開発の実績もあり、Apple Vision Proを活用し、ユースケースを企画・開発したい企業の方々ぜひ弊社にお問い合わせください。

ARの新しいユースケースを発明し、AR業界を牽引していくGraffityに興味ある仲間も募集中です!


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