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分野を限定しない働き方。3Dジェネラリストが語る、新デバイスでの挑戦と可能性とは。【Graffity社員インタビュー vol.10】

3Dデザイナーの髙村 純一にインタビュー。さまざまなキャリアを経てGraffityにJoinした経緯から、スタートアップのARエンタメ分野で3DCGに携わる魅力、Apple Vision Proという新しいデバイスの登場で可能になった今後のチャレンジについても聞きました。

髙村純一
1985年生まれ。エディトリアルデザイナーとして10年のキャリアを積み、その後、プログラミング教室講師、新規事業開発部門のデザイナーを経験。3DCG、映像、デジタリファブリケーションなど多岐にわたるデザインスキルを身につけた3Dジェネラリスト。趣味は家族と過ごすこと。最近はゲームを通して子供の吸収力に驚かされる日々をおくる。

不得手があるからこそ、今のキャリアがある。ARエンタメに注力するGraffityにJoin

—— Graffityに入社するまでの経歴を教えてください
もともとゲーム雑誌の紙面デザイン業務から、デザイナーとしてのキャリアがスタートしました。そのあと平行してプログラミング教室の講師になり、自分でもモノづくりに興味が出てきて、転職してR&Dチームのデザイナーに。そこでVRやARといったXR分野に関わるようにになり、3DCGスキルの必要性を強く感じ独学で身につけ、XRに携わる会社を2社経験し、2023年にGraffityにJoinしました。

—— なぜ3DCGデザイナーになったのでしょうか?
自分は生まれつき少数色覚(色覚障害)であり、キャリアのスタートの時点で悩みがありました。
経験を積んでデザインのスキルは身につきましたが、どうしてもほかのデザイナーさんよりも頑張らねばならず、無視できない問題でした。クリエイターの方は現実世界を再現して絵を描くと思うのですが、私の場合は多くの人と同じように色が見えていないため、現実の色の再現が難しい。そんなとき、3DCGなら「光の色と物体の色がこうだから、影がうつったらこの色になる」ということを、バーチャル空間上のコンピューターグラフィックスがシミュレートしてくれるので、自分にとってメリットになるのではないかと考えました。
不得手があるからこそ、3DCGデザイナーという今のキャリアがあるとも言えますね。

—— GraffityにJoinした理由を教えてください
前職でもARの分野に携わっていて、自分でもプロダクト開発をしたいと思っていました。その時期に、SNSを通じて自分の退職を知ったGraffityから声をかけてもらい、タイミングや条件、GraffityのARに対する目線が良いなと思ってJoinしました。
ARは今絶対に必要だというものではないかもしれませんが、この先の日常に溶け込むものになってほしいと思っています。そんななかで、エンタメに注力しているGraffityの考え方に共感しましたし、自分の今後のキャリアを考えたときに、3DCGのスキルを活かせる状況で仕事ができるということも条件的にマッチしていました。
また、私には2人の子どもがいて、仕事のリモート比率をあげたいという希望もありました。フレキシブルな働き方ができるというのも魅力でしたね。

XRデザインの新たな可能性を切り拓く。平面から3D空間への発想の転換

—— Graffityではどのような仕事をしていますか?
Graffityに入って、1年以上経つんですけど、基本的にはXR分野でのUIデザイン、特に空間を用いた表現に携わっています。メインの案件以外では、いまはApple Vision Pro向けのアプリの3D表現、UIデザイン、空間のレイアウトなどにも携わっています。

—— 仕事を進める上で意識していることを教えてください
XRの分野でも、多くの場合は平面的なデザインを起こしてから3D空間に展開するという進め方をする方が多いと思います。それ自体は良いのですが、そのまま平面的なデザインに引っ張られてしまうことがよくあるのが個人的には気になっていて。自分が仕事で貢献できる部分というのは、3D空間を扱うデザイナーとしての経験から、「もっとこういうアプローチがあるんじゃないか」「今回はこういう見せ方もできる」と提案できるところだと思います。
お客さんとコミュニケーションを取りながら仕事を進めていくので、そこが自分の役割だと考えて動いています。

—— Graffityの仕事環境について教えてください
やっぱりフレキシブルに働けるのが良いところです。私は子育てをしている世帯なので、ハイブリッド型のリモートはありがたいです。週2日の出社日が定められていますが、例えば子どもが熱を出して急きょリモートに切り替えたいというときも柔軟に対応させてもらえるので、働きやすいですね。そうやって切り替えやすいのも、オンラインでのコミュニケーションがとれる前提があるからだと思います。また、コアタイムの開始時間が遅めに設定してあるので出社日に通勤ラッシュに巻き込まれないというのも良い点です。


分野を限定せずジェネラルに3DCGに携わり、新たなデバイスでの表現にもトライ

—— Graffityで働く魅力はどのようなところだと思いますか?
会社や環境によると思いますが、3Dデザイナーはモデリングや背景、キャラクター、エフェクトなど、専門的にデザインにあたるスペシャリストが多いです。しかし、スタートアップは規模が小さいからこそ、分野を限定せずに広い領域で3Dデザインに携わることができます。新しいことに興味があってトライしたい人や、横断的に取り組みたいという人にとっては、魅力的なのではないでしょうか。
また、いち早くApple Vision Proといった新しいデバイスでの表現に挑戦できるというのも魅力です。
これまでのARといえば、スマートフォンベースであるなどデバイスによる制限があるなかで試行錯誤してきましたが、Apple Vision Proというパソコン並みのスペックのARグラスの登場で、よりリッチな表現ができるようになったんです。3DCGのスペシャリストの方が横断的に取り組む機会や、グラフィックデザイナーの方が3DCGのスキルを用いるなど、新しいことに挑戦したい人がスキルの幅を広げるのに良い機会になるんじゃないかと思います。

—— 今後、どのようなチャレンジを考えていますか?
まずは、最初に携わったApple Vision Pro向けアプリで挑戦しきれなかった、デバイスの特性をより活かしたリッチな表現に挑戦したいです。さらに、Apple Vision Proを日常に溶け込んだ技術にしていくためのアプローチにもトライしていきたいと思っています。現時点ではまだ限られたコンテンツしかない状況ですが、スマートフォンのように「なかったころにはもう戻れない」ということも実現できるのではないかと思っています。平面的に表示させるという表現に限定されない空間を活かしたコンテンツを作っていきたいですね。

好奇心を持ってトライできる人にとっては、自然と自分の領域が広がる環境

採用候補者にメッセージ
Graffityでは3Dデザインのスキルを持った方を求めています。
私の場合はスタートアップという環境だからこそ、自分のスキルの幅を広げることができました。新しいことに挑戦したい人や、広い分野を横断して3Dデザインをやりたい人にとっては、またとない環境だと思います。

企画段階からデザイナー視点で関わることができるので、スキルを活かしながら幅広くモノづくりをしたい人にはピッタリなのではないでしょうか。


Graffityでは、AR技術に特化した新規事業の企画・開発・運用改善まで支援するスタジオ「Graffity AR Studio」を運営しており、これまで累計25万ダウンロードを突破したARシューティングバトル「ペチャバト」や、グローバルに展開しているARシューティングバトル「Leap Trigger」など、ARエンタメを中心としたAR新規事業を推進しております。これらの知見を活かし、スピード感を持ってARを活用した新規事業をワンストップでサポートいたします。

Apple Vision Pro向けにアプリをリリースされたい場合は、ぜひお問合せください。


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