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初!?GRADEGIONとして巡やとして活用していく古民家でのイベント開催!!

3月3日。
暦の上では、ひな祭り。
そして、都心では東京マラソンがスタートしている中、自分たちは奥多摩の巡やとして活用していく古民家で『炭SUMI』をテーマとしてGRADEGION設立前ですが初のイベントを開催してきました。
以前からイベントの開催については話し合いの中では出てきていたのですが、なかなか実行に至らず・・・。
なので、我々の信条であるとりあえずやってみよう的な!!社風なので、ひとまず日程を決めてやることを決めて実行へと移してみました笑。
そうと決まれば行動は早くて、まずは告知用のパンフレットの作成。
次にFacebookやInstagramなどのSNSでの告知。

それと、今回はメンバーの一人でもある書を嗜んでいる大髙君にパフォーマンスをしてもらうということで開催までに下準備をお願いして、奥多摩に住んでいる丸谷さんには会場の準備などをお任せしてしまいました。


奥多摩には雪が似合いますね!!

さて、当日はめっちゃ快晴で木曜日には雪が積もっている写真を送られてきた時は開催できるのかと危ぶまれましたが無事雪も解けて開催に至りました。

今回のイベントのテーマである『炭』。

今回なぜ炭をテーマに設けたかというと、最近ではサイディングやガルバリウム鋼板を使用する住宅が増えていますが、昔はそういう材料自体がなかったため、外壁には杉板を使っていた住宅が多く、その中でも煤けたような色をしている住宅の壁を見たことをある人もいるでしょう。
それは古民家などの外壁に使われている杉板を『焼杉』と言いう耐久性を高める目的で使用しているからなんです。この焼杉という手法は最近の住宅ではあまり使用される機会は少なくなってますが、古民家を再生していく上でこう言った昔からの伝統技術を活かしていくのもまた自分たちが実践する事業としては必要なことなのかもしれないと思っています。
だからこそ、今回のイベントではそう言った思いも踏まえて皆さんにも経験してもらいたいと思い実行に至りました。

やり方は至ってシンプルで三角焼きというやり方で、杉板を三角形に束ねてから立てかけて、木材を削った大鋸屑を中に詰めてから火をつける。そうすることで炎が上へ上へと向かい均等に杉板の表面を焦がしていく。ある程度焼けたところで平なところで広げて水を掛けることで杉板を冷やせば完成。今回は小さな参加者もいて、その子たちも楽しそうにしてくれていてみているこちら側も楽しくなりました。
もちろん大人も十分楽しんでくれていて、こういった体験はなかなか忘れ難いものになるのだと実感させられました。
2人1組になって2巡から3巡してある程度みんなが満足してくれたタイミングでお昼も近づいていたので一旦小休止。

大釜でこれからうどんを茹でる。

お昼は朝から大釜でお湯を沸かしていたのでその釜に今日のために青梅市にあるうどん屋さんから生麺を購入していたのでそれを茹でて、手作りの醤油をかけてシンプルにいただきました。
青空の下でいただく茹でたてのうどんってなんでこんなに美味しいのだろうと思ったのはきっと自分以外にもいたはず笑。
子供たちも美味しそうに食べてくれていました!!

続いて、書のイベントは13時からの開催で大髙くんのご友人も遠方から来ていただき参加してくれました。
硯は丸谷さんのお父さんが用意をしてくれて、さまざまな形があって水を入れてそこで摩ることで墨の色を出すものや墨汁を使って使用するなど使い方も色々とあって自分自身も今回は撮影に徹しようと思っていたのですが急遽参戦して3枚ほど書かせていただきました。
筆を握るのなんて何年ぶりだろうと思いながらも実際に書いてみると大髙くんのいう集中力が高まるってことが少し分かる気がしました。

力強い『流』を書いてくてました!!

みんなが一通り書き終わった後で、いよいよ大髙くんのパフォーマンス。
実は、今回この古民家を巡やとして活用する際にテーマを決めていてそれが『流』。理由に関しては、この拠点を巡やとしてスタートする際に、水がいろんな場所に流れていくようにここから人の流れを生み出すそんな想いを込めて流という一文字を選んだのですが、その想いを汲み取ってくれたかのような一文字を書いてくれました。
参加してくれた皆さんの作品も一つずつ紹介させていただき、それぞれの想いを持って書いてくれた作品もとても魅力的でした。
そして、改めて大髙くんには巡やのロゴを頼んだことをきっかけに我々の事業にも関わってもらい、たくさんの影響をもらっていることに感謝をさせてください!

みんなが煎ってくれたコーヒー豆を比較。

そして、炭をテーマにした今回のイベントもいよいよラストとなるコーヒー豆を焙煎してそれをいただく!!
自分は毎日のようにコーヒーを飲むのですが、なかなか焙煎体験というのはしたことはない。多分、参加された皆さんもほとんどの人が経験がないのではないかと思います。スーパーやコンビニに行けばインスタントや焙煎済みのコーヒーを買うことは出来るし、カフェに行けば淹れたてのコーヒーを飲むことが出来る。
しかも、自分で生豆を炭火で煎って飲むコーヒーはどんな香りと味がするのか想像するだけで楽しくなるのはきっと自分以外の参加者も思っているはず。
深煎り、浅煎りどんな状態にするかは自分次第。
薄緑色が少しずつ色を変えて、きつね色になっていき、浅煎りが好きな人はもう少し茶色味が掛かる程度に。深煎りが好きな人は焦茶色になるまでゆっくりと炭火で煎ってゆく。
不思議なことに誰一人として同じではない。
面白いことにみんな味や香りが違う。
同じコーヒー豆のはずなのに。

あっという間に15時となり、今回のイベントも終了に近づき、後片付けも参加してくれた皆さんと一緒にすることで一体感を持って体験できたのではないかと思いました。
参加してくださった皆さん、本当にありがとうございました。
そして、今回の企画を実行に移すために準備をしてくれた丸谷さん、書のパフォーマンスを急遽決めたにも関わらず実行してくれた大髙くんにも感謝の気持ちを送らせてください!!

GRADEGIONという会社として奥多摩で何ができるのかはまだわかりません。
ですが、この場所、この土地、この町にはまだまだ魅力があると思います。
自分たちだけでは動かせないものがあります。
それをみなさんとのかかわりしろを持つことで動かしていくことができると信じて自分たちは動いていこうと思っています。

ぜひ、今後の活動にご期待ください!!


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